徒然草 (ちくま学芸文庫)/筑摩書房
¥1,575
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[徒然草/¥1575]

[兼好著、島内裕子校訂・訳 /筑摩書房 (2010/4/10)]

[494p/978-4-480-09286-1]

[ありがたき、もののあわれ、うたてし、さみし、あじけなし、色、ありがたき、やんごとなし、いみじき、とあり、かかり、無常観、あきらめの心、残さない生活、達人、残念なこと、よいこと、こうあるべきこと、珍しいこと、千0367]

[ちくま学芸文庫コ 10 8][初図][030]

前々から興味を持っていたが、古文ということもあり
手が出なかったこの作品、きちんと現代語訳が
併記されている本書でやっと全文に目を通せた。

読み始めた頃は全体のイメージは諦観だったが、
読み進めるうちにこの作品はコラムなんだな、
という感じがしてきた。特に似ている訳ではないのに
昔読んでいたマイク・ロイコのコラムとイメージが
重なることに驚いた。

内容的には、以下の4つのものがあるようだ。
・よいこと
・残念なこと
・かくあるべきこと
・珍しいこと

この中で最後の作品の中で、兼好が自分の
子ども時代の思い出を綴っているところが
印象深い。

本書では丁寧な対訳が併記されているので、
途中まで(残念ながら全部ではない)古文と、
現代語訳を逐次チェックしながら読んでみた。
その結果、元の文がある程度理解出来ることが
分かってきた。

次回はすベて古文と現代語訳をチェックし
原文で味わってみたい。

正剛先生は
こう言ってる。