本の現場―本はどう生まれ、だれに読まれているか/ポット出版
¥1,890
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[本の現場 本はどう生まれだれに読まれているか/¥1,890]
[永江朗(著)ポット出版 (2009/07/31)]

[223p/978-4-7808-0129-3]

[共同出版/協力出版、編集プロダクション、再販制度、本屋大賞、新書、アサドク、読書離れ、千1326]

[単行本]初図][016]

本の作られている現場はどうなっているのか、
編集者として著者として本の作成に
深く関わっている著者が、様々な観点から
切り込む。

本書から様々なことが分かる。よく言われる
若者の読書離れ、活字離れは起きていないこと、
ここ数十年で発行品種は4倍に増えたのに、
売上は減っていること、取次店が事実上
書店の品揃えを決定してしまっていること、
共同出版/協力出版は出版社側の
食い物になってしまっていること等等。

Webが進化して素人のブログでも面白い
ものがあったり、フリーペーパが出てきたりで、
編集の現場も混乱したりとかなり大変らしい。
なるほどねぇ。一介の読者としては
面白い本が出版されつづけてくれさえすれば
いいんだけどねぇ。大変だな。

ただ、ビレッジバンガードのような
形態の新事業態も現れているとの
ことなので、ちょっと期待してみたい。

正剛氏は
こう言っている。