
[324p/978-4003246719]
[心臓、劇中劇、メルヒェン、身代わり、盗賊]
[岩波文庫 赤467-1][初][098]
なんかなぁ。
入れ子構造の物語ですな。
森の中の宿に居合わせた客達が、
盗賊に襲われる恐怖から、
夜を徹してお互いに知っている
話をしあうと言う構成。
そのお話の一つ一つが
メルヒェンというわけだ。
いくつかある話のうちで
面白かったのは悪魔と取引し、
心臓を石の心臓と
取り替えた男の物語かな。
反省と教訓もちゃんと
含まれてるし。
ただ、物語の面白さとしては
物足りないね。