千夜千冊千枚通(0005/1509):第487夜:『ヨブ記』 | 好奇心のままに(走る、読む、見る、聴く)
- 旧約聖書 ヨブ記 (岩波文庫 青 801-4)/岩波書店

- ¥693
- Amazon.co.jp
ドストエフスキーのカラマーゾフの兄弟の
ベースとなった作品だと紹介されていたもの。
読んでみた。これはとことん理不尽な話だ。
真面目で敬虔で仕事にも家族にも恵まれた
ヨブの気持ちを神と敵対者が試す。
家族を奪い、仕事を奪い、本人に重い病気を
煩わせる。訪れた友人達にヨブをとことん
責めさせる。ヨブはついに反駁し神にも
食って掛かるようになる。そのうちに神が
現れヨブを説き伏せ、ヨブの仕事と家族を
復元し終わる。
こんな理不尽な仕打ちをヨブに突きつけて
一体何を明らかにしようというのか。
解説文の中で詳細な説明があるが、
理不尽さに憤り一つも頭に入らなかった。
こんな理不尽な話の最期で、何事もなかった
ように取りつくろうような神の態度も
気に入らない。この話で何が分かるのだろうか。
うーむ腑に落ちない。
カラマーゾフの兄弟、読んでみるかな。
正剛先生の解釈はこうだ。ふーん。

