プルターク英雄伝 6 ピュルロス,マリウス,リューサンドロス,スルラ (岩波文庫 赤 116-6)/岩波書店
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[プルタルコス, 河野与一  岩波書店 (1954/6/25)]
[228p/978-4003211663]
[ピュルロス、エピロス王、マリウス、リューサンドロス、カエサル、ムーレーナ、スッラ]

[岩波文庫赤116-6][再図][040]

対比列伝6冊目。ピュルロスはエピロス王兼マケドニア王で、
野心満々の軍人王。ローマ帝国を悩ませた。
リューサンドロスはマケドニアの出身、アテーナイを
打ち破り支配下に置いたが、最期は戦いの中で死んだ。
マリウスは軍人としては優秀だったかもしれないが
執政官としては無能、追放処分からかろうじて生き延び、
晩年は粛清に明け暮れた。
スッラのことはプルタークは大嫌いなのかもしれない。
マリウスと敵対した軍人。権力を掌握すると、やはり粛清に
明け暮れた。塩野七生の記述では結構なインテリだったようだが、
プルタークの手にかかると、気まぐれで強欲で、放蕩が好きでと
いいところがほとんどない。

さて、7巻では誰が取り上げられるのかな。