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昔から気になっていた本を読んでみた。
題名の通り(でもないか)ネクタイの結び方に関する
数学の本ということだが、余り数学の話は出てこない。
内容としてはネクタイの結び方の歴史、本書における
分類のやりかた、そして85種類の結び方カタログと
なっている。この結び方だが左回し(手前、奥)、
汀わし(手前、奥)、垂直方向への立て延ばし、
そして結びの4種類の組み合わせで表現しているところが
面白い。

で、本書の魅力はと言うと、結局のところ付録に
あると思う。素っ気ない数式の羅列に過ぎないが、
その中でトポロジ的に同形の排除、美的感覚に
叶うものの数学的表現など、様々な工夫が見られる。

多分著者達が書きたかったのは付録に書かれた数式達
だったんだろうと思う。それが、編集者によって組み替えられ
最終的に付録に押し込められてしまったんではないかな。
かわいそうかもw