[吉田健一/中央公論新社 (1975/1/10)]
[242p/ 978-4122001725]
[おでん、群馬、チキン、ポーク、ハム、広島の牡蠣、日本海の烏賊の黒づくり、プリマス・ロック]
英国文学や仏文学に造詣が深く、評論や、ヴァレリーの翻訳等で
名高い吉田健一氏の食に関するエッセイ。
知っている人は知ってると思うけど、文芸論とは違い、
食に関するエッセイは難解でも乙に済ましている訳でもない。
特に酒を飲んで前後不覚になったような話を
別な本でさんざん読んだ記憶がw
で、この本。
いろいろなお料理や素材を、土地と結びつけて
紹介しているところがなかなか愉しい。
よくわからないが、群馬県で鶏や豚を実に食いたくなってきた。