前記事の続きになります。

 

戻ってきました。

1年前スタートした この場所へ

 

9時13分 四国霊場第1番札所霊山寺に到着

 

1年前のブログでトップ画像に使用した場所にて

 

 

 

 

看板娘!?のこの方は大人気!

後で一緒に撮っていただきました

お名前は?

なければ つけて もらいたいですね!

 

 

 

 

境内は今日から歩かれるであろう真っ新な白衣のお遍路さん

異国の地から来られた外人さん

家族連れ、グループ、お友達お遍路さん

 

たくさんの方で賑わっています

 

昨年 読経が出来なかったので しっかり唱えます。

道中 無事に巡れらせていただいた事への御礼も伝えます。

作法を一通り終え 納経所へ

 

お礼参りを伝えます。

 

せっかくなので満願証書も発行していただきました

※有料 小で1000円

平成と三月二十八日が入るのが嬉しい

 

 

率直に嬉しいけど満願なのに第1回とあるから

なんだか終わった気がしないし重みも感じられなく複雑

 

終えてからは境内を散策してみます

 

 

1年前に見た景色を思い出してみました。

 

到着してから準備するのに戸惑って2時間も滞在してしまった事。

 

写真を撮影してもらうのに初めて

撮っていただけますかと お願いした事。

顔は思い出せませんがオレンジのミラーレスカメラを持ってたお姉さんでした。

 

メガネをかけた一眼レフカメラを持ったお兄さんは

ここと3番、4番、翌日もお会いしました。

 

1年前の記憶は これくらいだけしかありません。

それだけ気持ちに余裕が無かったのだと思います。

初々しい。

 

自身の残像は他の方と重ねてみました。

でも この時点では見つけられなかった。

 

おっさんで単独、キャリー引いて おたおたしてる方が

おられたら懐かしく感じたのでしょうが 今年はいなかったです(笑)

 

終わった今はベンチに腰掛け 1番札所の景色と

これから旅立つお遍路さんの姿を しっかり見届ける事が出来ています。

 

これで終わりなんだ…

という気持ちの自身がいて

 

周りのグループの方は笑顔でスタートを楽しんでて

単独の方は不安そうな表情だけど 

これから歩くんだという初々しさの中にも

意気込みも感じられるのです。

 

1年前の自身も初々しさ、不安がありながらでも楽しさがありました。

 

今は どれもありません。

 

ゴールを共有しようにも 皆さんスタートなので

アウェー感があり

なんだか淋しくもあり 羨ましくも思えてきました。

 

 

遍路の余韻に浸りながら景色を眺めてたら

1時間半が過ぎていました。

 

もっと ここに居て感慨にふけたいのですが

この後 御礼をしたい方がおり そちらへ向かう予定なので

満願証書と一緒の写真だけ撮ってもらえればお遍路の旅を終了しようと思い

再び仁王門へ。

誰か来られれば 撮影を お願いしてみます。

 

結果的に この時間に仁王門へ行くタイミングが絶妙だったと言えます。

お遍路でのサプライズ的な出会いは 全て その人と交差するタイミングでしたから。

 

見渡すと門前1番の店内には先程 見かけた中年女性のグループがおられましたが

こちらに戻る気配はありません。

※来られたら声をかけてました 来られてればラストの出来事は起こりませんでした

 

そうすると外人女性が1人 来られたのでカタコトの英語とジェスチャーで

写真を撮って欲しいアピールをしてみましたが警戒されてしまい断念。

※こちらも撮影してもらってたら ラストの出来事はありません。

 

しばらく すると信号向うから ご夫婦、女性1人、男性1人が渡ってこようとしてました。

女性の方が写真撮るのに立ち止まったので 声掛けしてみました。

※皆さんが一緒に渡って来られたり スタスタと境内に入って行かれると

 これもまたラストの出来事は起こらなかった

 

いくつもの出来事を越えたからこそ 

ラスト記事に登場するこちらの女性に出会えた事になります。

 

お願いして仁王門前で満願証書との撮影をしていただけました。

 

お返しに 「撮ってあげましょうか?」

 

と言って スマホで撮影しました。

 

お礼を述べて これで終わりなのです。

会話もしていません。

 

境内のベンチに戻り 満願証書を終い お遍路装備品も全て終います。

これで僕のお遍路旅は終わりました。

エンディングです。

 

 

 

でも ここから 先程の女性がキーマンとなり

最後の最後に ある出来事が起こり想い描いてたラストシーンが現実になりました。

 

自然な流れだったので その時は普通の出来事にしか感じませんでしたが

終えてから冷静に考えてみると

それは お大師さまが お遍路旅ラストに用意した僕へのサプライズ

だったのかなと感じました。

※個人的な感想です。 

 自身でも そんな事は あり得ないと思ってますから。

 他人が書いてたら全力で否定します(笑)

 でもね  願いが叶ったのですよ。

 それも自然に。

 

それに

おっさんですよ

信仰心も薄っぺらいのですよ

何にも良い事なんてしてないのですよ

 

何で願いが成就したのか 今でも謎に包まれたままです。

 

 

 

次回がお遍路旅のラスト記事になります。

もう一回のみ ご同行ください。

 

2019/3/28