昨年の3月28日にお遍路をスタートして

3月27日結願の日を迎える事が出来ました。

 

ただ結願と言っても正直ピンときませんし実感も全くありません。

それは明日 1番に戻る事がゴールだと考えてるからで

そこで初めて自身の中で1年間と四国を一周結ぶ事が出来ます。

 

最初の札所に戻る事をお礼参りと言いますが

僕の場合は1年前の残像に会う事が主になります。

 

そこで初めてお遍路が終わったんだなっていう気持ちが湧いてくると思います。

実際には また違った感情が湧いてきたのですけどね。

これは他の札所をスタートに選んだ場合には景色が違うので湧かない感情だと思います。

それだけ1番札所の景色はスタートもゴールも心にも目にも焼き付いた場所でした。

 

また その景色については最終にて書きたいと思います。

 

昨夜は途中 寒くて衣服を着こみましたが 普段の野宿より眠れました。

夜中に同じ足音が往復したので

誰かがウォーキングしてた位の事しかありませんでした。

 

5時過ぎに起きて6時前に出発

 

 

前山のお遍路交流サロンを目指します

およそ4.6K

目的は任命書を発行してもらう為と見学です

 

 

朝から… 

しかも結願の日に…

 

煩悩の復活!

※生々しかったのでタコさん入れました

 

 

間もなく着きます

 

 

ここが旧へんろルートの入り口なんですね

 

 

7時20分 お遍路交流サロンに到着

 

 

当然ながら閉ってるので道の駅でトイレとコーヒータイム

 

 

トイレから帰ってくると8時前だけどオープンされてました。

これは有難い。

 

早速 入場して アンケートに答え 

四国八十八ヶ所遍路大使任命書を発行していただきました。

 

 

今年度1184号です。

 

それとピンバッチ、DVDもいただきました。

 

これからのルートも写真付きで説明してもらい 至れり尽くせり

 

女体山ルートですが少し戻りダムを通ると88体の石仏さんがへんろ道に

祀ってあると言われたので そちらから行く事に。

 

8時になると お遍路さんが二人こられました。

 

8時10分出発  88番まで8k

 

道沿いには小さいけど石仏様が見守ってくださってます

一体づつ打ち終えた札所だと思い88体皆様に道中のお礼を述べます

 

 

しばらく林道を進むと へんろ道へ

 

 

しんどいので休みながら上ります

ここで休憩後 花粉メガネを置き忘れました

 

 

ゴメンナサイ。

ポイ捨てと なんら変わらない

気づいた時には登って下ってました

 

綺麗に管理されてます

 

 

いよいよ本格的な上り

その前に休憩

 

 

オール上りでは なかった… ホッとして林道へ

 

 

それも束の間 ここからが本番

その前に休憩

 

 

人工的な道が

 

 

へんろ道が崩落したから新たに作られたのですね

 

 

しんどい上りだったけど

最後の上りが待ち構えています

 

その前に休憩 

なので なかなか前に進まない

 

 

最後にワイルドな斜面

 

 

頂上が見えてきました

 

 

お遍路 最後の上りになります

 

 

やっと見晴らしのいい場所に着きました

時刻は11時7分  

 

 

この景色は しんどい思いをしないと見れない景色です

そして 歩きお遍路をしたからこそ見れた景色でもあります

 

 

女体山の頂上は ここになるのかな

 

 

ここからは ひたすら下ります

 

下りる途中 へんろ道をほうきで掃いた跡が残ってたのですよね

凄く綺麗な道です

 

 

しばらく歩くと男性の方が掃除されていました

 

 

お話しを聞くと お遍路とは無縁だそうで 2つ山の向うから わざわざ

休みの日に来られてボランティアで美化活動をされてるそうなのです。

しかも 山頂に近い場所だし上ってくるだけでも大変。

 

素晴らしすぎる。

ホント へんろ道キレイですもの。

ここだけでなく四国4県全部ですが特に讃岐はそう感じました。

しかも危険個所もなく歩きやすかった印象。

 

お接待もそうですが札所に関係なくても こうして見返りなしで

活動されてる方がおられるから四国遍路が成り立ってるんだろうと思いました。

 

頂上の景色もですが こちらにも感動。

下まで 綺麗でしたもの。

 

それに別れ際には ここまでの遍路旅に対する

労いのお言葉もかけていただき

心に響きました。

ありがとうございます。

 

お礼を述べて出発します。

 

眼下に見えてきました。

88番は もうすぐ

 

 

つづきます。

 

2019/3/27