この日の道中に ある男性の方と話す機会があり その過程で温泉の有無を
尋ねたのが この話の発端となります。
一本松に あけぼの荘という温泉施設があるという事を教えていただき
その方も入浴されるという事で 「後ほど温泉で!」 と言って別れました。
宿毛までバスにて車を取りに戻ってから温泉へ向かい着くと その方も おられました。
この時点では湯船で世間話をしながら普通の会話していました。
話しの流れでスーパーの有無を尋ねると何件か教えてもらう事が出来て
何故か温泉出てから一緒に行く事になったのです。
温泉出てから飲料を奢ってもらったり
一緒に店まで案内してくれたり親切な方だという印象です。
断食中なので氷とチューハイと飲料を購入しようとすると
「家に氷もビールも飲料もあるよ」 と言ってくるのです。
えっ…
もしかして この人の家に泊まるの??
聞くと家族もいないし1人だからという事、それに職業知ってるし
まぁ変な方ではないと思って お言葉に甘える事にしました。
初対面の人の家に泊まるなんて お遍路初というより人生初ですね。
ここでもチューハイと飲料を奢っていただき
スーパーを出てから車で後を走り家に着きました。
男1人らしい ごちゃごちゃ感の部屋と ご両親の大切な形見が溢れる部屋もあり
寝る場所あるのかな‥ という印象でした。
綺麗ではあるけど布団はそのままだったり荷物が多い感じ。
ビールをいただき チューハイも飲みながら談笑してたのですが この頃から
あれっ??
何か違うぞ… という感じがしてきました
その前に 普段着がピンクのタンクトップ一枚だったし予兆はありました。
それと人の観察が得意で好きなようで
「唇があの芸能人に似てる」
「昔は童顔だっただろう」
「年は○○才?」
歳を当てようと するのが お会いした時から活発でした
着目点が違うなと聞いていたのですが
この家の家賃などを聞いて話していると いきなり こう言われました。
「結婚しよう!」
いきなりのプロポーズ!!?
しかも その日 初めて会った 同性のオッサンから…
この人酔ってるのか??
でも この人が飲んでるのはノンアルコール
もしかして この人にはオイラは女の子に見えてるとか??
いや この方が女性でオイラにはオッサンに見えてるのかも しれない…
夢でもドラマでも見た事のない この展開
意味わかんねー
最初は この人のジョークなんだろうと思ってましたが
その後も
「一緒に住もう」
「一緒に住んだら家賃 半分で済むんだよ」
真剣かよ‥。
夢じゃない現実 目の前に居るのはオッサン…
そして自身もオッサン…
なんだ この世界は…
これも お大師様からのサプライズなのか…
もし そうだとしたら
あ ありがとう ございます…。
お気を遣ってマッチングしていただき
なんて御礼を言っていいのやら…
って ちがーう!
次回から納札の裏に 【女性の方でお願いします】
と書かなければ。
その後も 飲みかけの缶チューハイに口をつけるし
なんだろう この一連の流れ
女性側の気持ちに一瞬 なれたような気がしました。
話しを終え
寝る場所は隣の部屋を用意していただきました。
これで今夜 眠れるのか??
出された飲み物も飲んだし
もしや この中に…
一体どうなるのでしょう?
このまま29日目の朝に つづく…。
8月31日の記録