28日目の朝は5時半に起床

夜中 蒸し暑く車の窓を少し開けたら蚊が入ってきたので閉めたら寝苦しく

雨音もして熟睡は出来ませんでした。

断食は2日目になります。

 

ゲートボールされる方が運動場に来られたところで宿毛駅まで移動する事に。

7時 車を停めて宿毛駅を出発です!

本日の予定は40番観自在寺を打って南レク前までの予定にしました。

 

 

松尾峠を越えるルートを歩きます。

 

 

この先9Kほど 何もなさそうなので飲料は多めに持参。

冷凍ペット2本と水筒に氷いっぱいの お茶    重い…。

 

 

国指定史跡 宿毛貝塚の道を通り 最初の山道に入ると すぐ眼下に

宿毛市内が見渡せました

 

 

緩やかな山道を歩きます

 

 

抜けると集落に出ました。

このルートの前半は こんな感じで遍路道→集落→遍路道→集落になってます

 

 

直ぐ山道に入ります

 

 

夏の遍路道は こんな感じで草木が茂ってるところも。

ここは まだマシだったのですが油断すると蜘蛛の巣が顔にへばりつきます

 

 

また集落に出ました

 

 

ここで恒例の天気と温度チェック!

今日は雨の心配はなさそう。 気温も31℃ならまずまずでしょうか

 

 

はい また山道入りまーす!

 

 

はい また集落に 下りまーす!

 

ここで2つほど問題が発生!

 

 

一つ目は 足裏が急に痒く なったのです。

慌てて靴を脱いで見ると靴下も靴も濡れてるのです    なんで??

 

 

 

昨日 雨降ったけど それほどでもなかったのに…

 

原因は朝露でした。

草が生い茂ってたから 足まで濡れてしまいました。

これは予想外。

どうする事も出来ないし 歩きながら乾く事を待つしかありません。

 

そして もう一つの奴が厄介でした。

それは アブです。

 

この休憩する前から一匹のアブがやたら しつこく付きまとうんですよね。

休んでる時はいなくなってたけど歩き出してから山道に入ると俄然 付きまといが激しい。

 

 

他の小さい羽根虫も 顔の辺りを旋回してるし

アブはブンブンいいながら グルグル回ってるし 凄いストレスで案内板など読む余裕なし。

静かになったなと思ったら背後にとまってるし いきなり腕にとまると刺そうとするし

一番今までで辛いかもしれない。   

 

暑い、登り、アブのストレス3点セット…。 

 

こちらは 松並木の跡地 

 

 

遍路道が崩落してました。

横を通ります。

愛媛側入り口には 注意書き出てます

 

 

 

ここには こんな注意書きも! 

アブだけでも辛いのにスズメバチまで来たら 終わるな。

一時 二匹に増えた時あったけど縄張りでもあるのか一匹は いなくなった

まぁ その方が いいのだけど

 

 

ここで我慢の限界!

十善戒の不殺生を守って すべての命を大切にしようと思ってたのだけど

この先も こいつに付きまとわれるのは もう まっぴら!

30分が限界でした。

 

ここで アブVSオッサン の戦いのゴングが打ち鳴らされたのであった!

お互い命を懸けた戦場がこちら↓

 

 

「自然を愛し 大切にしよう」 の標識の場所が 修羅場と化す事に

 

 

第1ラウンド 

 

開始早々 アブ 余裕でベンチにとまって こちらを威嚇!

 

オッサン すかさず汗を含んだタオルをアブ めがけて

                         

フルスイング!!

 

ここで  ゴング!の鐘が

 

1R5秒   KO勝利しました!  

 

やりましたー!  

 

勝ったよ!

 

物を使った卑怯な反則攻撃でしたが勝つ事ができました。

 

ホント嬉しかった。

あのストレスから解放された瞬間の喜びは 一生忘れないだろう。

 

 

 

この後 勝利の余韻に浸って 歩き始めたのだが

新なるチャレンジャーが直ぐ現れたのは誤算であった…。

 

本編つづく…。

 

 

 

4月19日土佐の国へ一歩踏み出して歩けるかどうか不安でしたが

繋いで繋いで 後 残り僅かとなりました。

足の痛い日が半分くらいありましたが無事巡る事が出来ました。

 

修行の道場と言われてるだけの事はある道程でしたが山遍路道全て歩いてないし

煩悩は抱えたままだし、悟る事もなく修行不足のまま終える事となりました。

 

不足分は土産として持ち帰り 辛い事、苦しい事があれば

土佐遍路の続きを歩く気持ちで最後まで歩きたいと思います。

 

土佐の国で出会った皆様 ありがとうございました。

道中の出会いは 些細な事でも映画のシーンのように いつまでも記憶に残っています。

 

感謝  そして いつか再び

 

合掌

 

僕の辿った遍路道2018/8/31①