見てみたかった | いつかまた出逢える日まで

いつかまた出逢える日まで

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やっぱり羨ましい。

 

未練はないと言える清々しい表情の引退会見。

つめかける大勢の記者達の前で。

 

 

大輔さんはシングル引退は清々しいなんて言えるものではなかったし、

ひっそりと辞めて行くつもりだったのか(すっぱ抜かれて?)急遽の囲み程度の会見。

急遽だったわりに一報を聞きつけた各局の報道関係者がその場にわらわらと集まり

ぎゅうぎゅうの様子だったけど。

本当なら大輔さんもちゃんと開けばうんと大勢の記者さん達が詰めかけた事だろうに。

ご本人にそんな気も無かったしそんな心境でもなかったことだろうけど。

 

大きな会見が開かれる事もなかった代わりに(というわけではなかろうが)

その後のメディアの取り上げ方と量はすごかった。

ショックでそれどころではなかった私は記録もしてないが速報が入った昼頃から

夜にかけてもずっと大輔さんの事が報道されていたと記憶。

トップニュース扱いで。

大輔さんのこれまでの道のりやスケートやその功績をたくさん称えてくれていたし

翌日になっても報道番組の中で特集があったりした。

すごく当たり前に好意的に大輔さんの事だけに焦点を当ててくれてたものが多かった。

(時々余計な見たくもない映像の差し込みくらいはあったかも)

局の中の人の大輔さんに対するリスペクトが表れていると感じるまとめもあった。

それまでの扱い(無理やりの世代交代的な)を思えば驚くほどに。

本当にすごく多かった。

 

これも「高橋大輔」だったからこそ。

 

 

正式な、大々的な、引退会見を単純に私は見てみたかった。単身での!

高橋大輔としてなら見合った会見が出来たのに、

そういう場こそ与えられるに相応しい人だったろうに、、と今でも思う。

 

 

結局見れなかった。

高橋大輔としての清々しい引退会見は。

 

労いや送別的なセレモニーなんかは見たいと思ったことはなかったけど、

立席での囲み程度なんかじゃない、きちんとした立派な引退会見は見たかった。

 

「高橋大輔」で見てみたかった。

 

 

ずっとそう思ってた。