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お勧めの一冊を選ぶのは難しいので

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最近読んだ本、読んでる最中の本を、並べてみます。



まず、これ。

その後のツレがうつになりまして。/細川 貂々
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非常に学ぶところの多い本でした。


たいていの「うつ病の本」というのは、内容がぎっしりで、まるで、


「一生懸命がんばって勉強してウツを治せ」


と言わんばかりの迫り方をしてくるようですが、この本は、そんなことがありません。ウツの人が「一生懸命がんばった」りしたら、余計悪くなってしまうというのは、ほぼ常識となっていますが、それでも人は「がんばり」の呪縛から、なかなか逃げ出せないものなのです。




とくに、患者の家族が、いけません。


目の前で、大切な人が苦しんでいれば、


「なんとかしなくちゃいけないんじゃないか」

「とにかく自分が努力すれば、この難局を乗り切れたりするんじゃないのか」


などと思って、精一杯「がんばって」しまうのです。


これでは、患者さんも、くたびれてしまいます。



もっとがんばらなくてもいい、いちばん「自分らしい自分」を、患者さん本人だけでなく、家族もゆっくり探していくことで、思いがけず道が開けてくることもある。そういうことを、簡単に読めてしまうこの本は、強い説得力を持って、教えてくれました。




あと、いま気に入っている本は、これです。




材料も調理法も全部合わせて、一行なのです。

料理下手の人間が、とても心軽やかに台所に立てるようになります。
だって、一行だもん。