東証大引け、3日ぶり反落 過熱感を警戒し利益確定売り
東証大引け、3日ぶり反落 過熱感を警戒し利益確定売り
公開日時2012/3/1 15:14
9,707.37 ▼ -15.87
始値 9,771.34
高値 9,865.75
安値 9,666.02
1日の東京株式市場で日経平均株価は3日ぶりに反落した。終値は前日比15円87銭(0.16%)安い9707円37銭だった。円相場が1ドル=81円台で推移した場面では9800円台に乗せたが、株価指数先物に売りが出ると伸び悩み下げに転じた。このところ日経平均の上昇速度が速かっただけに、「過熱感もあって利益を確定する売りに押された」(ちばぎん証券株式部の五十嵐慎二課長)という。
前日の米国でバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が議会証言で量的緩和の第3弾(QE3)の実施に関して示唆しなかった。外国為替市場では日米金利差の拡大を見越す形で米ドルが買われ、円相場が下落。朝方は輸出関連株の追い風となり株価指数の押し上げに寄与した。
日本時間午前10時に中国で発表された2月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は市場予想を上回って改善したが、小幅にとどまったことから株価への影響は限られた。取引開始前に財務省が発表した2011年10~12月期の法人企業統計は設備投資の増加が確認された。企業の生産活動が堅調に推移していることで市場には安心感も与えた。
東証株価指数(TOPIX)は続落。終値は前日比4.42ポイント安の831.54。業種別TOPIXでは「不動産業」や「鉄鋼」の下げが目立った。東証1部の売買代金は概算で1兆4913億円。売買高は同26億3458万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1162と全体の約7割を占めた。値上がりは429、変わらずは83だった。
トヨタや三菱UFJ、三井住友FG、コマツ、三菱商、グリー、ファナック、ディーエヌエが安い。半面、ソフトバンクやTDK、キヤノン、ソニー、ファストリ、京セラがしっかり。
東証2部株価指数は反落。花月園やソディック、理経が安く、ジオスターやセントラル総、山洋電が高い。〔日経QUICKニュース〕
外為17時 円、3日ぶり反落で81円近辺 対ユーロで3日続伸
公開日時2012/3/1 17:13
2012/3/1 22:02現在(単位:円)
81.06 - 81.08
▲ + 0.58 ( + 0.721% )
1日の東京外国為替市場で、円相場は3日ぶり反落。17時時点では前日の同時点に比べて58銭の円安・ドル高水準となる1ドル=81円06~08銭近辺で推移している。午後の円相場は一進一退の展開となった。クロス円取引(ドル以外の通貨に対する円の取引)で円買い・外貨売りが優勢となったことが円買い・ドル売りにつながり、一時80円83銭近辺に下げ幅を縮小した。
一方、米経済の先行きに対する楽観的な見方から、上値では円売り・ドル買い意欲が強かった。夕刻にかけては対ユーロでのドル買いにつれて円売り・ドル買いが出て、再び81円台に下落した。
前日の米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長の議会証言を受け量的緩和第3弾(QE3)の思惑が薄れたため、朝方は円売り・ドル買いが先行した。しかし下値では輸出企業が円買い・ドル売りを持ち込んだため、下げ渋っていた。9~17時の円の安値は81円30銭近辺で、値幅は47銭程度となった。
円は対ユーロで3日続伸。17時時点では同41銭の円高・ユーロ安水準となる1ユーロ=107円92~95銭近辺で推移している。日経平均株価が午後に入って下げに転じたため、投資家のリスク許容度が低下するとの見方から低金利の円を買って相対的に金利の高いユーロを売る動きが優勢となった。
ユーロは対ドルで反落。17時時点は同0.0148ドルのユーロ安・ドル高水準となる1ユーロ=1.3312~15ドル近辺で推移している。欧州中央銀行(ECB)が前日実施した2回目となる期間3年の資金供給オペで、応札額が前回12月実施分を上回った。欧州の債務問題に対する不安が根強く、ユーロ売り・ドル買い意欲が強かった。〔日経QUICKニュース〕
(・∀・) 円売り・ドル買いと過熱感もあって利益を確定売り 結局イーブンでしたね
これからは・・・当分 綱引きしながら10,000円台ですね