東証大引け、続落 「オリンパス損失先送り」重荷、主力株に安値相次ぐ | 最新の経済・景気ニュースからおもしろニュースまで女性の視点でウオッチ!!!

東証大引け、続落 「オリンパス損失先送り」重荷、主力株に安値相次ぐ

東証大引け、続落 「オリンパス損失先送り」重荷、主力株に安値相次ぐ


8,655.51 ▼ -111.58
始値 8,744.36
高値 8,772.04
安値 8,644.00



最新の経済・景気ニュースからおもしろニュースまで女性の視点でウオッチ!!!-続落 「オリンパス損失先送り」重荷



 8日の東京株式市場で日経平均株価は続落。終値は前日比111円58銭(1.27%)安の8655円51銭で、2日(8640円)以来の安い水準を付けた。オリンパスが過去の損失計上を先送りしていたと発表し、昼から同社の高山修一社長が記者会見を開いた。朝方から国内企業の業績懸念などを背景にした売りで小安く推移していたが、オリンパスの会見内容が伝わると、企業統治(コーポレートガバナンスに対する懸念が売りを誘い、次第に下げ幅を拡大した。オリンパスは制限値幅の下限(ストップ安)で終えて年初来安値を更新。下落率は29%に達した。


 オリンパスの経営問題は日本株全体の悪材料として意識されたといい、電機や金融など主力株を中心に安値更新が相次いだ。オリンパスの主幹事である野村も思惑的な売りで一時16%安と急落した。円高や販売不振、タイの洪水の影響による企業収益の減速傾向で日本株の値ごろ感が薄れたとの見方も重荷になり、取引終了後に2011年4~9月期決算発表を予定しているトヨタは警戒感からの先回り的な売りに押された。


 日経平均は25日移動平均(8734円、8日時点)を再び下回った。市場では「今後は同移動平均が上値抵抗となりかねない。週末に日経平均オプション11月物の特別清算指数(SQ)算出を控え、売買の節目として意識される権利行使価格が8750円から8500円に下振れる可能性も出てきた」(国内証券役員)との声が聞かれた。


 東証株価指数(TOPIX)も続落した。


 東証1部の売買代金は概算で1兆0124億円と1兆円台にかろうじて乗せた。売買高は18億4598万株。東証1部の値下がり銘柄数は1429と全体の86%に達した。値上がり銘柄数は182、変わらずは46だった。


 ディーエヌエが朝高後下げに転じた。東電、グリー、三菱UFJ、コマツ、三井住友FG、ソフトバンクが下落し、新日鉄、住生活G、エルピーダ、パナソニック、ソニー、みずほFG、大和、郵船、九州電が年初来安値を更新した。ファストリ、JTが上昇し、ニチイ学館、シスメックスが大幅高。


 東証2部株価指数は5日続落。ソディック、マーベラス、ツクイ、山洋電、マニー、帝ホテルが下落し、ヤーマンが小高い。〔日経QUICKニュース〕2011/11/8 15:27


外為17時 円、反発 小幅な値動きに終始  対ユーロでは続伸


2011/11/8 19:08現在(単位:円)
78.02 - 78.04
▼ - 0.15 ( - 0.192% )


最新の経済・景気ニュースからおもしろニュースまで女性の視点でウオッチ!!!-円、反発 小幅な値動きに終始  対ユーロでは続伸


 8日の東京外国為替市場で円相場は反発。17時時点は前日の同時点に比べ14銭の円高・ドル安の1ドル=78円03~06銭近辺で推移している。午後は持ち高調整とみられる円買い・ドル売りが入る場面があったが、円の上値では政府・日銀の円売り介入への警戒感が強く、小幅な値動きに終始した。


 朝方は欧州債務問題の先行き不透明感から円買い・ドル売りが先行したが、輸入企業や個人投資家の円売り・ドル買い意欲が強く、上値は重かった。積極的に売買する材料に欠けるなか、次第に相場のこう着感が強まった。


 9~17時の円の高値は78円ちょうど近辺、円の安値は78円08銭近辺で、値幅は8銭程度だった。


 円は対ユーロで続伸。17時時点は同16銭の円高・ユーロ安の1ユーロ=107円13~16銭で推移している。欧州債務問題への懸念が根強いことを背景に、円買い・ユーロ売りがやや優勢だった。


 ユーロは対ドルで小動き。17時時点は同0.0001ドルのユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.3726~29ドル近辺で推移している。前日の米株高で投資家のリスク回避姿勢が和らぎ、ユーロ買い・ドル売りが先行。午後は伸び悩んだ。〔日経QUICKニュース〕

2011/11/8 17:28