今週(10月31日~11月4日)の見通し・株式 円高懸念で戻り鈍い展開
今週(10月31日~11月4日)の見通し・株式 円高懸念で戻り鈍い展開
今週(10月31日~11月4日)の株式相場は戻りが鈍い展開になりそうだ。欧州連合(EU)が債務危機回避に向けた「包括戦略」で合意し、投資家心理は改善しているが、最高値圏にある円相場など懸念材料もあり、上値を追う動きは限られそう。米経済指標や国内企業決算を見極めながら日経平均株価は8800~9300円で推移すると見られる。
前週の日経平均は371円(4.28%)上昇し、週間ベースでは米国で量的緩和第2弾(QE2)実施が決定した昨年11月1日~5日以来、約1年ぶりの上げ幅だった。投資家がこれまでリスク資産を圧縮する過程で売っていた主力株を買い戻す動きが広がった。
欧州不安はひとまず和らぎ、「次の焦点は米国の景気動向に移る」(しんきんアセットマネジメント投信の山下智巳主任ファンドマネージャー)。11月1日発表の10月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数などが大きく改善すれば株式相場にとっては追い風だ。
1~2日には米連邦準備理事会(FRB)が米連邦公開市場委員会(FOMC)を開き、バーナンキFRB議長の会見も予定される。追加の金融緩和を示唆する発言などに注目が集まるが「追加緩和観測で一段の円高・ドル安が進む可能性があり、日本株には必ずしも好材料とはいいにくい」(大和住銀投信投資顧問の門司総一郎投資戦略部長)との指摘がある。
国内では主要企業の4~9月期決算発表が相次ぐ。タイの生産拠点が洪水被害を受けているソニー、ニコンなどでは、生産復旧と下期の見通しに関心が高まりそう。株式市場では「業績の下方修正があっても予想の範囲内であれば影響は限られる」(SMBCフレンド証券の中西文行投資情報部部長)との声が多い。NIKKEI NET2011/10/30 3:30
(*^o^*) 日経平均とNYダウ平均を並べてみました
うーん 当面円高基調なので大幅な回復は無理みたいですけど・・・
まー1万円台を目指してが11月の合言葉でしょう