東証大引け、小幅反発 米アップル決算は重荷
東証大引け、小幅反発 米アップル決算は重荷
8,772.54 ▲ +30.63
始値 8,808.25
高値 8,831.55
安値 8,745.36
19日の東京株式市場で日経平均株価は小幅に反発した。終値は前日の終値と比べ30円63銭(0.35%)高い8772円54銭だった。前日の米株式相場が大幅に反発した流れを引き継ぎ、輸出関連など幅広い銘柄に買いが先行。朝方は8800円台前半に上昇する場面があった。ただ、日本固有の買い材料に乏しく、上値では戻り待ちの売りが多かった。主要企業の2011年4~9月期決算発表を控え、模様眺め気分も強く、日経平均は後場に入るとじりじりと上げ幅を縮めた。
米国時間18日夕に米インテルと米アップルがそれぞれ発表した7~9月期決算は、1株利益でインテルが市場予想を上回る一方、アップルは予想を下回った。市場では「インテルの好調さがハイテク株の支援材料として意識される場面もあったが、買い一巡後はアップル決算が重荷として意識された」(国内証券の株式情報担当者)との見方があった。一部のアジア市場が軟調だったことや、アップル株に引きずられる形で19日の米株式相場が下落するとの警戒感が広がったことも重荷になった。
19日の米経済指標の中身を見極めたいとして売買を見送る空気も強く、東証1部の売買代金は概算で8929億円、売買高は同12億9870万株だった。売買代金の9000億円割れは3日連続で、2010年12月24日から29日までの4日連続以来。
東証1部の値上がり銘柄数は726、値下がりは741、変わらずは190だった。
東証株価指数(TOPIX)は小幅反発。業種別TOPIX(33業種)の値上がり率上位には「パルプ・紙」「陸運業」「医薬品」が並んだ。
コマツ、ファナック、キヤノン、三菱UFJ、東急が上げた。半面、ソフトバンク、ソニー、日産自、東芝、エルピーダが安い。横浜ベイスターズの買収について「交渉中」とコメントしたディーエヌエが大幅安。オリンパスは4日続落。
東証2部株価指数は反発した。日本医療、東海リースが上げ、ソディックが下げた。〔日経QUICKニュース〕2011/10/19 15:34
2011/10/19 19:53現在(単位:円)
外為17時 円、76円台後半で小幅続伸 17時過ぎに円売り優勢に
76.77 - 76.78
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19日の東京外国為替市場で、円相場は小幅続伸。17時時点では前日の同時点に比べ4銭の円高・ドル安の1ドル=76円76~78銭近辺で推移している。朝方は方向感が乏しい展開だったが、10時前の中値決済でドルが余剰気味となったことをきっかけに円買い・ドル売りが進んだ。12時前には日本と韓国が300億ドルのドル資金供給枠を新設すると伝わった。「アジア通貨やアジア株式の上昇につながったものの、円・ドル相場への影響はほとんどなかった」(大手銀行)との指摘が出ていた。
17時過ぎに円が対ドルで売られ、一時76円83銭近辺を付けた。スイスフランが対ユーロで下落し、「スイスがフラン高対策に踏み切るとの思惑から、日本も円高対策を取るとの見方が広がり、円売り・ドル買いが進んだ」(国内証券)との指摘が出ていた。
9~17時時点の円の高値は76円66銭近辺、安値は76円79銭近辺で、値幅は13銭程度だった。
円は対ユーロで反落。17時時点では同78銭の円安・ユーロ高の1ユーロ=106円09~13銭近辺で推移している。欧州金融安定基金(EFSF)が拡大されるとの観測から円売り・ユーロ買いが膨らんだ前日の海外市場の流れを引き継いだ。アジア株が軒並み上昇したことで、午後は投資家のリスク回避姿勢が一段と和らぎ、低金利の円を売って比較的金利が高いユーロを買う動きが強まった。
日本時間早朝に格付け会社のムーディーズ・インベスターズ・サービスがスペイン国債を格下げしたと伝わり、円買い・ユーロ売りが進む場面があった。
ユーロは対ドルで大幅に反発。17時時点は同0.0107ドルのユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.3819~22ドル近辺で推移している。〔日経QUICKニュース〕2011/10/19 17:35
(-。-;) 一進一退でしゅ
ここで名言を
動けば変わる
止まれば太る