東証大引け、反発 約4カ月半ぶり高値 大手銀行や輸出株高い | 最新の経済・景気ニュースからおもしろニュースまで女性の視点でウオッチ!!!

東証大引け、反発 約4カ月半ぶり高値 大手銀行や輸出株高い

東証大引け、反発 約4カ月半ぶり高値 大手銀行や輸出株高い

平成22年11月10日

9,830.52

▲ +136.03 (+1.403%)

始値 9,748.61
高値 9,842.90
安値 9,747.03


最新の経済・景気ニュースからおもしろニュースまで女性の視点でウオッチ!!!-反発 約4カ月半ぶり高値


東証大引け、反発 約4カ月半ぶり高値 大手銀行や輸出株高い

 10日の東京株式市場で日経平均株価は反発した。終値は前日比136円03銭(1.40%)高の9830円52銭で、6月24日(9928円)以来、約4カ月半ぶりの高い水準を付けた。追加増資懸念の後退観測を手掛かりに大手銀行株が急伸した。円相場が1ドル=81円台後半に下落したことで、電機や自動車株も輸出採算の改善期待から軒並み高となった。日経平均は前場中ごろに上げ幅を150円近くまで拡大する場面があった。ソフトバンクが連日で年初来高値を更新した。


 9日付の英フィナンシャル・タイムズ(電子版)が、「日本などアジアの主力銀行は、より厳しい自己資本規制の対象外となりそうだ」と報じた。これまで大手銀行株の重荷となっていた、規制に対応するため将来、追加増資に踏み切るとの思惑が薄れ、見直し買いや売り方の買い戻しが膨らんだ。


 中国人民銀行(中央銀行)が預金準備率の引き上げを検討していると伝わり、金融引き締め懸念から上海や香港株式相場は下落した。東京市場でも中国関連とされるコマツやファナックが伸び悩んだが、株式相場全体への影響は限られた。


 日経平均は終値では6月22日以来となる節目の1万円が接近してきた。ちばぎんアセットマネジメントの安藤富士男顧問は「まだ売り方の買い戻しが主導している面があり、一段高には1ドル=82円台を付けるなどさらなる円安が必要だろう」と話していた。


 東証株価指数(TOPIX)も反発した。


 東証1部の売買代金は概算で1兆4879億円。売買高は22億1387万株と10月6日(28億8488万株)以来の高水準だった。東証1部の値上がり銘柄数は1206、値下がり銘柄数は324、変わらずは122だった。


 三井住友FGが約6%、三菱UFJは4%強、みずほFGは7%強それぞれ上昇した。トヨタ、キヤノン、三菱商、野村が上昇し、NTTが大規模な自社株消却の発表を手掛かりに買いを集めた。東芝、りそなHD、三井不、KDDIが下落した。


 東証2部株価指数は4日続伸した。ソディック、稀元素が上昇し、日本インターが下落した。〔日経QUICKニュース〕 (11/10 15:21) NIKKEI NET


外為17時 円、反落し81円台後半 対ユーロで3日ぶり反落

2010/11/11 7:26現在(単位:円)
82.16 - 82.20
▲ + 0.34 ( + 0.416% )


最新の経済・景気ニュースからおもしろニュースまで女性の視点でウオッチ!!!-円、反落し81円台後半


 10日の東京外国為替市場で、円相場は反落。17時時点では前日の同時点に比べて97銭の円安・ドル高水準となる1ドル=81円80~83銭近辺で推移している。米国の長期金利の上昇を受けて日米金利差が拡大するとの思惑が広がり、円売り・ドル買いが優勢となった。米連邦準備理事会(FRB)が3日に追加金融緩和の実施を決めたが、米国の内外で追加緩和に批判的な声が出ているため、持ち高調整の円売り・ドル買いを促した。夕刻には円売りの勢いがじわじわと強まり、一時81円91銭近辺まで下落した。


 一方、82円が近付く水準では国内の輸出企業などの円買い・ドル売り意欲が強く、円の下値が限られた。朝方には81円台半ばに下げ幅を縮小する場面があった。市場では10日に予定されている米30年物国債の入札の結果を見極めたいとの声があり、一段の円安・ドル高進行に歯止めがかかった。


 9~17時の円の高値は81円56銭近辺で、値幅は35銭程度となった。


 円は対ユーロで3営業日ぶりに反落。17時時点では同86銭の円安・ユーロ高水準となる1ユーロ=112円76~79銭近辺で推移している。対ドルでの円売りにつれて、円売り・ユーロ買いが出た。日経平均株価が約4カ月半ぶりの高値を付けたため、投資家がリスクを取りやすくなるとの見方から低金利の円が売られ、相対的に金利の高いユーロに買いが入った。


 ユーロは対ドルで3日続落。17時時点は同0.0061ドルのユーロ安・ドル高水準となる1ユーロ=1.3783~86ドル近辺で推移している。欧州の一部の国の財務不安を背景にユーロ売り・ドル買いが優勢となった。ただ、このところ急速にユーロ安・ドル高が進んだため、ユーロの買い戻しが入り、下げ幅を縮小した。〔日経QUICKニュース〕 (11/10 17:36) NIKKEI NET