東証大引け、4日ぶり反発 FOMC見極めで値幅は8カ月ぶり狭さ | 最新の経済・景気ニュースからおもしろニュースまで女性の視点でウオッチ!!!

東証大引け、4日ぶり反発 FOMC見極めで値幅は8カ月ぶり狭さ

東証大引け、4日ぶり反発 FOMC見極めで値幅は8カ月ぶり狭さ

平成22年11月2日

9,159.98

▲ +5.26 (+0.057%)

始値 9,140.28
高値 9,172.03
安値 9,123.62


最新の経済・景気ニュースからおもしろニュースまで女性の視点でウオッチ!!!-東証大引け、4日ぶり反発


東証大引け、4日ぶり反発 FOMC見極めで値幅は8カ月ぶり狭さ

 2日の日経平均株価は小幅ながら4営業日ぶりに反発した。大引けは前日に比べ5円26銭(0.06%)高の9159円98銭だった。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表と米中間選挙が予定される3日が日本の休場にあたるため、相場全体に模様眺めムードが台頭。一日を通して前日終値を挟む水準で方向感に乏しい展開が続いた。日経平均の高値と安値との値幅は48円41銭と、3月10日(41円35銭)以来、約8カ月ぶりの狭さだった。


 後場寄り付き直後には、オーストラリアの中央銀行が利上げを決めたことをきっかけに円相場が一時的に強含み、輸出関連銘柄に売りを誘う場面があった。市場では、「FOMC後も円高の大きな流れは変わりそうにない」(中央証券運用業務部の志村典男部長)との声が聞かれた。


 個別銘柄は値動きの大きい例が目立った。朝方には海外勢などがイベント前に持ち高整理のための売りを出したという。この流れで三井住友FGや第一生命など金融株を中心に年初来安値を更新する銘柄が相次いだ。野村は朝方に安値を付けた後、一転して切り返す荒い値動きとなった。


 東証株価指数(TOPIX)は小幅に7日続落し、前日に続き年初来安値を更新した。


 東証1部の売買高は概算で15億5100万株、売買代金は同1兆1137億円と、ともに10月26日以来、1週間ぶりの低水準だった。値上がり銘柄数は全体の3割にとどまる512だった。値下がり銘柄数は973、横ばいは164だった。


 野村の持ち直しもあって、業種別TOPIXでは「証券商品先物」が上昇率でトップだった。テルモやニコンなど精密機器の上げも目立った。トヨタ、コマツが上昇し、三菱商、ディーエヌエも高かった。後場に決算発表した旭化成や三菱ケミHDが買われるなど個別銘柄ごとの業績を手掛かりにした売買が中心だった。一方、NKSJHDやT&Dなど保険株の下げがきつかった。ホンダ、ソニーも売られた。


 東証2部株価指数は3日続落し、連日で年初来安値を更新した。日精機、トーセイ、AQインタが下落した。半面、日本インター、稀元素、MV東海が高かった。〔日経QUICKニュース〕 (11/2 15:33) NIKKEI NET


外為17時 円、4日ぶり反落し80円台半ば FOMC控え様子見

2010/11/3 18:43現在(単位:円)
80.70 - 80.72
▲ + 0.10 ( + 0.124% )



最新の経済・景気ニュースからおもしろニュースまで女性の視点でウオッチ!!!-円、4日ぶり反落し80円台半ば

 2日の東京外国為替市場で、円相場は4営業日ぶりに反落した。17時時点では前日の同時点に比べ13銭の円安・ドル高の1ドル=80円58~61銭近辺で推移している。米国ではきょう中間選挙が実施され、明日にかけて米連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれる。その結果を見極めようと様子見機運が広がり、円相場は80円台半ばを中心に動意が薄かった。


 朝方は前日発表の米経済指標が市場予想を上回ったことを受け、米景気に対する過度の不安が後退し、円売り・ドル買いが先行した。


 オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)は日本時間12時30分に、政策金利を0.25%引き上げ、年4.75%にすると発表した。これをきっかけにオーストラリア(豪)ドル買い・米ドル売りが進み、対円にも米ドル売りが波及し、80円48銭まで下げ幅を縮小する場面があった。


 9~17時の安値は80円76銭近辺で、値幅は28銭程度だった。


 円は対ユーロで反発した。17時時点では同17銭の円高・ユーロ安の1ユーロ=112円28~31銭近辺で推移している。


 ユーロは対ドルで4営業日ぶりに反落した。17時時点は同0.0045ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.3930~33ドル近辺で推移している。FOMCを控えて、ドルの買い戻しが入った。


 豪ドルは円や米ドルに対して上昇した。対米ドルでは一時1豪ドル=1.0001米ドルを付け、10月15日以来およそ2週間ぶりに1豪ドル=1米ドルの等価(パリティ)水準を上回った。対円でも一時1豪ドル=80円50銭台まで強含んだ。豪中銀の利上げの発表をきっかけに豪ドルが買い進まれた。〔日経QUICKニュース〕 (11/2 17:36) NIKKEI NET