東証大引け、続落し3日ぶり9400円割れ 円高重荷でトヨタなど下落 | 最新の経済・景気ニュースからおもしろニュースまで女性の視点でウオッチ!!!

東証大引け、続落し3日ぶり9400円割れ 円高重荷でトヨタなど下落

東証大引け、続落し3日ぶり9400円割れ 円高重荷でトヨタなど下落

 26日の東京株式市場で日経平均株価は続落した。終値は前日比23円78銭(0.25%)安の9377円38銭で、3営業日ぶりに9400円を下回った。外国為替市場で円相場が1ドル=80円台後半の高値圏で推移したことが重荷となり、電機や自動車といった輸出関連銘柄が下落した。半面、9300円台での底堅さを指摘する声は増えており、日経平均の下値は限られた。市場では「資金の過剰供給による流動性向上や企業業績の改善傾向が相場の支えとなっている」(国内大手証券)との声があった。


 後場の開始後まもなく先物の大口買いで9400円台半ばまで上昇する場面があった。ただ、今週後半に本格化する4~9月期決算発表を控え市場関係者の様子見ムードは強く、先物買いが一服すると現物株の買いの勢いも限られた。


 東証1部の売買代金は概算で1兆814億円で、売買高は15億4008万株。値下がり銘柄数は881、値上がりは603、変わらずは175銘柄。


 業種別TOPIX(全33業種)は、「証券商品先物」や「非鉄金属」「ゴム製品」など26業種が下落。一方、「石油石炭製品」や「電気・ガス」「鉱業」など7業種が上昇した。東証株価指数(TOPIX)は続落した。


 トヨタやキヤノン、ホンダが下落。三菱UFJや三井住友FGも下げた。東芝や日立も軟調だった。半面、ソニーが反発。中部電や関西電が堅調だった。信越化や京セラもしっかり。


 東証2部株価指数は3営業日ぶりに反落した。稀元素や指月電、山洋電が下落。半面、アルコニクスやアライドHD、東ラヂが上昇した。〔日経QUICKニュース〕 (10/26 15:32) NIKKEI NET



外為17時 円、81円台前半に反落 対ユーロは続落し113円台前半

 26日の東京外国為替市場で円相場は反落した。17時時点では前日の同時点に比べ68銭の円安・ドル高の1ドル=81円17~20銭近辺で推移している。前日に1995年4月以来、15年半ぶりの円高・ドル安水準となる80円41銭を付けた反動でドルの買い戻しが進んだ。欧州勢が加わる夕刻にかけては対ポンドでの円売りが対ドルに波及し、81円21銭前後まで下げ幅を広げた。


 野田佳彦財務相は午前の参院財政金融委員会で足元の円高について「重大な関心を持ちながら、為替の動向をみながら必要ならば断固たる措置をとるという、介入についての姿勢は変わらない」との見解を示した。市場では「特に目新しい発言ではない」(外国銀行)との見方から円相場への反応は限定的だった


 9~17時時点の円の高値は80円61銭前後で、値幅は60銭程度だった。


 円は対ユーロで続落した。17時時点では同30銭の円安・ユーロ高の1ユーロ=113円24~27銭近辺で推移している。日本時間17時半に発表予定の7~9月期の英国内総生産(GDP)が市場予想よりも良くなるとのうわさから円売り・ポンド買いが進み、対ユーロでも円売りが出た。


 午前中は対ドルでのユーロ売りにつれて円買い・ユーロ売りが優勢で、112円台半ばまで上昇する場面があった。


 ユーロは対ドルで反落した。17時時点は同0.0082ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.3949~52ドル近辺で推移している。持ち高調整のドルの買い戻しが優勢だった。〔日経QUICKニュース〕 (10/26 17:29) NIKKEI NET