米国株、ダウ続落し76ドル安 利益確定売り、一部指標も心理冷やす  | 最新の経済・景気ニュースからおもしろニュースまで女性の視点でウオッチ!!!

米国株、ダウ続落し76ドル安 利益確定売り、一部指標も心理冷やす 

米国株、ダウ続落し76ドル安 利益確定売り、一部指標も心理冷やす 

【NQNニューヨーク=横内理恵】23日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落し、前日比76ドル89セント(0.7%)安の1万0662ドル42セントで終えた。主な米株価指数が約4カ月ぶりの高値圏に上昇していたため、当面の利益を確定したい投資家から売りが出た。ダウ平均の下げ幅は7日以来の大きさだった。


 ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は小幅に3日続落し、同7.47ポイント(0.3%)安の2327.08だった。決算やアナリストによる投資判断引き上げなど好材料の出たハイテク株に買いが入り、ナスダック指数は高く推移する場面が目立ったが、引け前に下げに転じた。


 売りが先行した。アイルランドの4~6月期の実質国内総生産(GDP)やユーロ圏の9月の購買担当者景気指数(PMI)といったユーロ圏の経済指標が低調で、欧州株が軟調に推移した。米労働省が朝方発表した週間の米新規失業保険申請件数が市場予想以上に増えたことも市場心理を冷やした。


 午前10時ごろ発表の8月の米中古住宅販売件数が前月比7.6%増の413万戸(年換算)と市場予想(410万戸)を上回ったことを受け、相場は上げに転じる場面があった。方向感を探って、前日終値近辺でもみ合う場面も目立った。


 ただ、9月に入ってから米株式相場は短期間で急上昇しており、高値警戒感が強まっていた。午後に改めて利益確定売りが優勢になり、相場は引けにかけて下げ幅を広げた。


 ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約9億4000万株(速報)。ナスダック市場は約18億7000万株(同)。業種別S&P500種株価指数では「金融」、「一般産業」など全10業種が下落した。


 増配を発表したマクドナルドが下落。前日夕に一部商品の値上げを発表したコーヒーチェーン大手スターバックスも安い。アナリストが投資判断を下げた宝飾品大手ティファニーも売られた。レンタカー大手ダラー・スリフティー・オートモーティブ・グループに対する買収提案条件を引き上げた同業のエイビス・バジェット・グループが売り優勢。エイビスと同様にダラー・スリフティーに買収提案しているハーツ・グローバル・ホールディングスも下げた。


 前日夕発表した6~8月期決算が市場予想を上回った家庭雑貨小売りのベッド・バス・アンド・ビヨンドが高い。決算が予想を上回った無償基本ソフト(OS)「リナックス(Linux)」関連サービスを手掛けるレッドハットが大幅高で終えた。アナリストが投資判断を引き上げた画像処理半導体(GPU)のエヌビディアが高く、アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)など半導体株の一角がつれ高した。年末商戦に向けて増員を計画していると発表した百貨店大手メーシーズも堅調だった。 (9/24 10:38) NIKKEI NET



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