平成20年6月9日から一週間の見通し・株式 外部環境にらみ荒い展開
平成20年6月9日から一週間の見通し・株式 外部環境にらみ荒い展開
今週の株式相場は外部環境をにらみ、値動きの荒い展開か。
世界的なインフレへの警戒感から為替相場や資源価格、経済指標の内容に敏感に反応しそうだ。
一方で内外の一部投資家は株の組み入れ比率を引き上げる意欲があるとみられ、下値では買う動きも予想される。
13日には株価指数先物・オプションの特別清算指数(SQ)算出を控え、先物主導で荒い値動きになる場面もありそうだ。
先週は日経平均株価が週間で150円(1.05%)上昇した。
為替相場が円安に振れたことや原油高の一服といった外部環境の改善を追い風に、6日には取引時間中として約5カ月ぶりに1万4500円を上回る場面もあった。
ただ前週末のシカゴ市場で日経平均先物6月物の清算値は大証終値を大幅に下回っており、今週は下落して始まる公算が大きい。
5月の小売売上高や消費者物価指数など、今週は米国の景気動向を見極める上で重要な経済指標の発表が相次ぐ。
個人消費低迷への警戒感から米国景気の先行き不透明感が強まれば、日本株にとっても上値の重しとなりそう。
国内では日銀の白川方明総裁が13日の金融政策決定会合後の会見で示す景気認識に注目が集まりそうだ。
国内景気はデフレ色が残っており、主要国の中で日本株には買いが入りやすいとの指摘は多い。
足元では国際優良株や環境関連の中小型株がにぎわうなど投資家の物色意欲は高かった。
ただ追い風となっていた円安や原油安は先週末にかけて一服傾向にある。
警戒感から現物株の売買が細れば「先物主導で値動きが荒くなる」(立花証券の平野憲一執行役員)。
日経平均の予想PER(株価収益率)は17倍を超え、2007年12月以来の高水準で推移している。
割安感は後退し積極的に上値は追いにくいとの声もある。
過去1年の平均売買コストを示す200日移動平均からの下方乖離(かいり)率は6日時点で1.6%と今年に入って最も小さく、上値の節目として意識される可能性がある。(07:00) NIKKEI NET
(;^_^A そろそろ当面の山場だと思います。
15,000円台を突破するのか、目先はここが山なのかは各自の判断に任せるとして、今後の展開は・・・![]()