米国株、ダウ394ドル安――3月以来の安値、下げ幅07年2月以来大きさ
米国株、ダウ394ドル安――3月以来の安値、下げ幅07年2月以来大きさ
【NQNニューヨーク=荒木朋】6日の米株式相場は急反落。
ダウ工業株30種平均は前日比394ドル64セント安の1万2209ドル81セントと、3月19日以来の安値で終えた。
下げ幅は今年最大で、昨年2月27日の世界同時株安で記録した下落幅(416ドル2セント安)以来の大きさ。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日ぶりに下げ、75.38ポイント安の2474.56で終えた。
下げ幅は1月3日(98.03ポイント安)以来の大きさだった。
5月の雇用統計の結果や原油先物相場の急伸を嫌気し、幅広い銘柄に売りが膨らんだ。
雇用統計で非農業部門の雇用者数は前月比4万9000人減と市場予想(6万人減)ほど悪化しなかったが、失業率が5.5%と前月比で0.5ポイントの急上昇となり、市場予想(5.1%)も大きく上回った。
失業率が前月比で一気に0.5ポイント上昇するのは1986年2月以来の記録。
米景気の低迷が長期化するとの懸念が広がり、株価の重しになった。
さらに、中東情勢の不安などを背景に原油先物相場が一時1バレル139ドル台に急伸し、過去最高値を更新した。
原油高が消費や企業業績に重しになるとの懸念に加え、景気低迷とインフレが同時に進む「スタグフレーション」への警戒感も出た。
消費関連のほか、業績悪化が続くとの懸念から金融株にも売りが膨らんだ。
取引終了にかけて一段安となり、ダウ平均の下げ幅は410ドルを超える場面があった。
S&P500種株価指数は43.37ポイント安の1360.68で終えた。
業種別S&P500種株価指数は全十業種が下落。金融(約5%安)や消費循環(約4%安)の下げがきつかった。
フ
ィラデルフィア証券取引所の半導体株指数(SOX)は3%近く下げた。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約14億8000万株(速報値)、ナスダック市場は約21億7000万株(同)だった。
ダウ構成銘柄は全30銘柄が下落。
信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)が絡む契約の評価方法を巡り米証券取引委員会(SEC)などが調査していると報じられたアメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)が7%近く下落。
アメリカン・エキスプレスやシティグループも大幅安。
米連邦取引委員会(FTC)が独占禁止法の疑いで正式調査を開始したと伝わったインテルは4%安。
デルタ航空など航空株が軒並み下げた。
半面、前日夕に決算と同時に発表した売上高見通しが市場予想を上回ったナショナル・セミコンダクターは5%近く上昇した。(06:21)
( ̄_ ̄ i) 今日が土曜日でよかった・・・ホッ 米国株は“米国株、ダウ平均213ドル高――小売・石油高い、ナスダック1月以来高値”から一転大幅安です![]()
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