東証大引け・大幅反落――安値引け、アジア株安などで下げに拍車
東証大引け・大幅反落――安値引け、アジア株安などで下げに拍車
平成20年2月20日
日経平均株価(円)
日付 始値 .........高値 ..........安値 .........終値 ..........前日比
20日 13,729.75 13,729.75 13,310.37 13,310.37 ▼ -447.54
円相場(1ドル=円)
日付 時間 ..相場 ..................前日比
20日 19:18 107.90-107.90 ▲ +0.14 (円安)
円相場(1ユーロ=円)
日付 時間 ..相場 ..................前日比
20日 19:18 158.72-158.73 ▼ -0.04 (円高)
東証大引け・大幅反落――安値引け、アジア株安などで下げに拍車
20日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に反落。
大引けは前日比447円54銭(3.25%)安の1万3310円37銭となり安値引けだった。
3連休明け19日の米国株式相場が軟調に終わったことを受けて、主力株などに戻り待ちの売りや利益確定売りが膨らみ日経平均は3営業日ぶりに下落した。
後場はアジアの株式相場の下落や一部で伝わった米投資ファンドに絡んだ資金繰りを巡る報道が嫌気売りを誘い、下げに拍車がかかった。
東証株価指数(TOPIX)も大幅に反落。
19日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場が上昇。
WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近物は初めて1バレル100ドル台に乗せて取引を終了した。
金先物高もあって米国のインフレ懸念が強まり、日米株式相場の先行きに対する警戒感から主力株を中心に戻り待ちの売りや利益確定売りが膨らんだ。
後場は欧米金融機関の経営や信用に対する不安が再び高まった。
市場では「英フィナンシャル・タイムズ(FT)電子版が米ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)傘下の金融会社がコマーシャルペーパー(CP)の返済延期を債権者に要請したと報じたことが売り材料になった」との指摘があった。
日経平均株価が中期的な相場の強弱感の目安となる25日移動平均(1万3409円、前日終値ベース)を下回ったことも、投資家心理を後退させる一因になったという。
東証1部の売買代金は概算3兆459億円で、1月31日以来、約3週間ぶりに3兆円台に乗せた。
売買高は同23億9940万株。
東証1部の値下がり銘柄数は1584、値上がりは111、横ばいは34だった。
大手銀行株の下落が目立った。三菱商、三井物、伊藤忠などの商社株が下げ、住友不、菱地所、三井不の不動産株も安い。
住友鉱、ソフトバンク、JFEが軟調で、キヤノン、シャープも売られた。野村、コマツも下落した。
半面、ソニーが続伸し、今期減益見通しのブリヂストンも悪材料出尽くし感から反発した。KDDIが高く、大平金、三菱マも上昇。
東証2部株価指数は6営業日ぶりに反落。
オリコが安く、STECHが下落した。
ユニオン、日精機も軟調。一方、アライドHD、中外鉱が堅調で、スルガコーポが買われた。〔NQN〕(15:45) NIKKEI NET
(#`ε´#) 上がる時は少しで、下がる時は・・・んとに
- 三浦 勇雄, 屡那
- ホワイトデー上等。 (MF文庫J)
頭を冷やすよ・・・