こんにちは☆
ブログやTwitterを一定期間触らずにご心配下さった方々すみません。
暖かいお言葉ありがとうございました☆

私は元気です!



Twitterではご報告しましたが、10年間共に過ごしてきたフェレットの
プリン
が天国へ行ってしまいました。



今日はプリンについての事を書きます。

ほぼ、私自身の為の文章です。
私の気持ちの整理の為の文章で、不特定多数の方に読んで頂いても楽しい内容ではないと思います、ごめんなさい。


それでもここで書きたいのは、私の皆様に対する甘えなのだと思います。
お許しください。





2006年、すみれ寮を出て劇団近くのマンションで1人暮らしを始めた私は、今までずっと同室の方と暮らしていたので1人に慣れておらず
とっても怖がりでした。


ある日の夜中、怖い夢を見てうなされて起きた私はテレビをつけて気分転換しようと思い、やっていた深夜アニメをぼーっと見てたのです。。。

可愛らしい絵の学園モノかと思ったら、急に声や表情が恐ろしくなって、同級生の男の子を殺そうとしたり、、、
それを見た私は発狂しそうな程怖くなって、もう無理、もう1人暮らし無理!!!
とすぐに根をあげました笑

怖い夢+怖いアニメで完全にパニックに陥った私は動物を飼う事を決意!!


(ちなみに、そのアニメ後に調べたら
ひぐらしのなく頃に
でした(O_O)。。。)


ワンちゃんはいつも家を空ける生活では可哀想。
ハムスターちゃんなら大きめのケージならストレスにならないかな、、、
などと考えていた矢先、出会ったのがフェレットでした。


当時同じ組だった
望海風斗さんがフェレットを飼っていたので、
タカラジェンヌの忙しさでも飼えるかなど話しを聞いたりして。


初めて見た時のプリンは真っ白でちっさくて、うさぎみたいなイタチみたいなネコみたいな、、、

面白い生き物だなーって思いました。


ファミリーになってもらう事を決意して、ペットショップから家へ帰る途中、心配になって様子を見ようと入れた指を全力で何度も噛まれました笑

フェレちゃんは慣れるまでとにかく噛むんです。。。笑


痛い思いの始まりでした笑



名前は、花組時代の戦友で同期の
夕霧らいちゃんが考えてくれました。


スイーツの名前がいい、という私の意見に対しての答え。
プリンちゃん。
甘党の私には嬉しい響き。



とにかく私はプリンに窮屈な思いをさせたくなくて私が家を空けてる間もケージから放したままにして育てました。

危険なもの、口に入れそうなものは排除して、あらゆる危険性から遠ざけた上で。


私が眠る時だけケージに入れる。そのスタイルを貫いて10年弱育ててきました。


そのお陰なのか、とーっても長生きしてくれました。


ただ、しつけの出来てない時期は本当にひどいものでした。
お稽古から疲れて帰ってくると、まずプリンを探すところから始まり、(色んな布製品の中で寝てしまうので)プリンが荒らしまわった部屋を片付けます。

お稽古の途中でも少し時間が空けば家に帰ってプリンの世話をしたり。

まぁ、動物を飼うってそういう事なんだと思うんですけどね。


小さい頃のプリンはとってもやんちゃで、
ソファ1台をボロボロにするほど噛んだりひっかいたり。

私のお稽古カバンなんかもボロボロにされました笑


あと、困った事に私以外の人が触ると容赦なく噛む。。。

それが上級生であろうと。。。笑


大きくなってそれはなくなりましたけどね。



プリンの性格は、誰に媚びる事なく、今、興味のある事は全てトライする!!
不可能はない!!


みたいな子でした笑


高い壁を登ろうとしたり、
自分より大きなぬいぐるみを一生懸命運ぼうとしたり、
見ていてほんとに元気を貰える存在でした。


プリンがいてくれたからこそ、大変だった宝塚の生活を乗り越えて来れたのだと思います。




そんなプリンの最後の日は本当に突然でした。

2015年12月13日
その日の朝も体調が悪そうだったので病院に連れて行きました。


そして、なんと、私はその後に花組公演を観劇したのです。


新源氏物語。


おうちに着いた時には1人でケージの中に横たわって息をしていませんでした。

後悔。

していないと言えば嘘になります。

1人で逝かせた事。

最後を私の膝の上で迎えさせてあげられなかった事。

私が甘かった。

そこまで衰弱してるとは思ってなかった私の読みが甘かった。



後悔は今までプラスに働いた事はないのでしないように努力はしています。


ある人は、『その時』を見て欲しくなかったんじゃない?
と言ってくれました。


そうなのかな。


観劇は前から決まっていた事。
だけれど・・・








・・・??





宝塚を観に出かける時、
つまり生前最後のプリンの姿を見た時は静かにスヤスヤ眠っていました。

だからまさかその何時間後に亡くなるとは思わなかったのです。
なので私は花組の素晴らしい公演を存分に楽しむ事が出来たのです。


けれどもし、もし私が出かける時プリンの容態が明らかに苦しそうであったら、私は急遽観劇を諦めて誰かに譲ったか、
もしくは気が気でない状態で全く集中できずに花組公演を観たか。


プリンは私の事は大丈夫だから花組観に行っておいでって言ってくれてたのかな。
私の都合のいい解釈かな。















しばらくはやっぱり心から笑ったり出来ないかもしれないけど、骨壷に入って帰ってきたプリンを見て、少しづつ現実を受け止めているところです。



お仕事もあるし、私を大切に思ってくれている人達もいるし、元気に笑顔で生活してます!!

私は元タカラジェンヌ!!


どんな逆境にも笑顔で応える自信があります!!!




最後まで読んでくださり、
本当にありがとうございました♡


可愛いプリン、本当にありがとう。
ゆっくり休んでね。
また、いつか、どこかで。