その後A君は遂に体を壊してしまい療養休暇をとることになってしまったのです。

A君は傷病手当というお金を毎月働くことなく貰う生活がはじまりました。会社を休むことでA君は非常にすがすがしい顔に戻りました。そして私はA君に会って話を聞いていました。


A君「酷い目にあった。胃に穴があいていたんだ・・胃に穴があくまで悩んで会社に行っていたんだ・・・俺は当分療養をすることになったよ。これ以上我慢していたらどうなっていたか恐ろしいよ・・・」


私は驚きましたが「胃に穴が開いた???」とは何だかおかしなことを言うなと思っていました。

なぜなら普通に私と外食しているからです。

その後もA君の療養生活は続いていきました。そしてA君が「胃に穴が開いていた・・」と言っていたのはただの胃炎だったのです。

それをA君は勝手に胃に穴が開いたと言っていただけなのです。なぜだか解りませんが彼は本気で胃に穴が開いていると思いこんでいるのです。診断書などは両親も見ていますので当然両親とは喧嘩をよくしていました。その光景は凄いのです。

しばらくしてA君も会社に復帰することになりました。A君は両親に「胃に穴が開いているのに会社に行っていたんだ!」ということを何度も何度も言うのですが両親からすれば「只の胃炎だ」の一点張りです。

それでもA君は「診断書は胃炎と書かれていても医者にそう言われたんだ!」と本気で理解してもらおうと必死なのです。

もうこれは完全に妄想の世界です。

ですので会社側もA君は頭がおかしくなったのか?

嘘をついているのか?を考えます。

なにしろ会社には胃炎の診断書がありますから、胃炎で長期療養など会社は良い顔をするわけがありません。A君は会社で今まで以上に追い詰められていくのです。結局A君は会社の上司に過去の勤務態度も含めて厳しく叱られることになったのですが

A君は違った意味合いで受け止めるのです。
全ての言葉・出来事をマイナス思考に受け取るのです。


A君「上司が俺を辞めさせようとしている。俺はその苦しい中を頑張って働いているんだ。」


こんな風に毎日毎日思って働いているのです。A君は結局自分で勝手に色んなことを思い込んで

この会社を辞めてしまったのです。

そして辞めた後も「あいつ(上司)のせいで辞めることになったんだ」と全く自分の非は認めず、良き理解者ばかりをさがしているのです。このA君の出来事の身近に居る私は引き込まれました。


ある条件が整うと究極の力を発揮した増殖・同化パワーを発動させます。

それは(ある条件とは)

プーちゃんの究極パワーの条件と同じく、窮地に追込まれたりどん底に落とされたりした時なのです


この条件がA君に完全に揃ったのです。

私は今まで以上にA君の良き理解者になっていました。そして私も会社を辞めたいと本気で思いだしたのです。このときの私は何もかもが奴に支配されている状態です。私はフランチャイズビジネスもしばらく辞めることにしたのです。

「こんな会社にいてもだめだ・・・早く何とかしなくては・・・」そう考える日々が続きだすのです。