私はなりたい。 | トイプードルプッチのプチ日記。パフ♪パフ♪ピース!ピース!

私はなりたい。

犬との生活を楽しんでいる。

決して人間同様の扱いは出来ないが一応は、この犬を尊敬している。

毎日朝晩散歩に連れていく。

雨の日も風の日も、そして雪の日も。

朝晩バランスのとれた食事を与え、寝床はフカフカのクッション。

定期的にシャンプーをして、定期的にトリミングに連れていく。

勿論、定期的に病院に連れていき、健康管理もしている。

犬にも苦手なものがある。

地震やカミナリがなった時はそっと抱き締め、大丈夫だよと優しく撫でてあげる。

アジリティで大きなトンネルが怖くて、くぐり抜けられない時は、一緒にくぐり抜け、「怖くないよ。」と伝える。

怖いものは少し、ほんの少し、段階を踏んで克服させてあげる。


そして何より、「よくやった!」と犬を褒めて自信をつけてあげる。


犬の誕生日になるとプレゼントとごちそうを与え、我が家に迎え入れた記念日にも御祝いをする。



しつけも恥ずかしくない程度にしつけてある。

普通にオスワリ、フセ、マテ、オイデは教えてある。

笑える芸も2つ3つ教えてある。

ご近所からも可愛がられる犬にしている。

やはり犬は可愛がられてなんぼだと思う。

それはそれは、誘拐されてもおかしくない程に人懐こい犬に育てている。


休日は公園でお散歩したり、海辺に行ったり、山に行ったり、キャンプをしたり、釣りをしたり。

ドッグカフェにも連れていく。

ドッグランもよく連れていき、他の犬とも仲良くできるようにしている。



家で私が食事をしてる時は傍らで静かに待ち、私が読書をしている時もソファで眠っている。




仕事に出掛ける時は自分からハウスに入り、仕事から帰宅すると喜んで待っててくれる。



お留守番する事を犬は自分の仕事として認識している。


だから帰宅した時は、
「ただいま。」
という言葉より、
「ご苦労さん、ありがとうね。」
という言葉が先にでる。




犬の仕草で何を言いたいのかすぐに分かる。



嬉しい時、怖い時、ストレスを感じている時。



反対に犬のほうも私の言葉は理解している。


私が言葉を出さなくても、表情で読み取ってくれる時もある。



眠る時は私のベッドの傍らで静かに眠ってくれる。



朝は、優しく声をかけて起こしてくれてるように私の顔を舐めてくれる。



しかし仕事が忙しいのが続くと、
毎日毎日が、単調で同じ事の繰り返し…。



それでも犬は不平不満などを一切言わず私の帰りを待ち、家では静かに傍らに居てくれる。



だからいつも犬には感謝を込めて、
「ありがとう。」
と言っている。






淋しい時や悲しい時は、静かに傍らに寄り添って、犬の体温を感じさせてくれる。




涙を流した時はそっと顔を舐めてくれる。




落ち込んで肩を落としている時は励ましてくれてるようにボールをくわえて投げてと遊びに誘ってくれる。






そんな犬が私と共に老いてきて家で静かにしている時間が長くなる。





行動も幼い頃と比べ物にならないほどにゆっくりになる。







時々、排泄も失敗してしまうが何も言わず片付け、優しく撫でてあげる。







夜中に何度も徘徊し、お腹が空いたと鳴き続けるが、その度にベッドから起きあがり、犬が落ち着くまでそばで優しく撫でてあげる。




突然、余命短い事が分かった時も、決してうろたえず、全て受け止め、犬の前では悲しい顔ひとつも見せず、優しく優しく撫でて普通に接してあげる。






犬が全身の力をふりしぼり、「ありがとう。」と最後の挨拶を言いにくる。







私はそれに対して「ありがとう。」と応え、朝が来るまで共に寄り添って眠りにつく…。





虹の橋を渡るのを笑顔で見送ってあげる。




遺骨は庭に埋めてあげ、そばには桜の木を植える。






お花見の季節になると犬に話しかけるように桜の木に話しかける。









しばらくしてから、その犬よりさらにやんちゃな仔犬を我が家に迎え入れる。





家の中をまるで強盗に入られたかのように、めちゃめちゃにされる。



「やれやれ…。」

とため息をつきながら片付ける。



しかも笑顔で。






私はそんな飼い主さんになりたいです。


(あくまでも私の願望でした。)


おしまい。








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