悪魔のパフ…。 | トイプードルプッチのプチ日記。パフ♪パフ♪ピース!ピース!

悪魔のパフ…。

先日近所の雪の積もった田んぼの真ん中でプチパフと遊んでいました。

パフはちょっと遠くに行くものの、こちらを振り返り、私が呼ぶと戻ってくれます。

パフお利口さんだなぁと思って油断してました。


またちょっと遠くで振り返ったので呼んだら戻ってくれると思っていたら、突然走り出しました!

透かさず呼んだのですが、一旦止まってこちらをみて、躊躇しているのがわかりました。

まさに正と負の葛藤がパフの中でもおきているようでした。

30秒くらい天使のパフと悪魔のパフが悩んだ末、悪魔のパフが勝ちました…。
パフは一目散に走り去りました…。

残念でした…。

が、落ち込んでる場合じゃないので追いかけましたが、パフ脚が短いのに速いのなんのって…。
私パパプッチは脚が短いので、やっぱり遅いです(笑)
しかも膝下まで積もっている雪の上を走るのは、中学生の野球部の冬季トレーニング以来でございますので、パフはどんどん先に行き、小さく見えるくらい遠くに行ってしまいました…。

ふとプッチもいなくなったらどうしようと思い、振り返ったらちゃんと私のそばに付いて来てくれてました。

意外にもこういう時に、頼りなるプッチくんなのです。

プッチがいたので安心して、また前を見ると、パフがいないのでした。

確かに、パフは白いので雪の上では同化してしまいますが、まさか見失うはずがないと思い、集中して見渡しましたがいませんでした。

引田天功なみに、ほんの一瞬でパフが消えてしまったのです…。

パフ!と呼びながら50メートルくらい前に進んだ所に、穴があいていました。

まさかと思い、近くに行ってみると、雪の上のパフの足跡がここで途切れていました。

そこはなんと穴ではなくて、田んぼの真ん中を突っ切ってある蓋がない側溝でした。

パフは側溝に覆われた雪のため、ここに足を踏み入れて、落とし穴状態で落っこちたのでしょう…。

私の腰の下くらいの深さなので、結構深い側溝です。

穴はそこしか開いてないので私は頭を突っ込んでパフを探しました。

しかし雪で覆われているため、側溝の中は1メートル先は暗闇でなにも見えないし、きったない枯れ草や泥が沢山あって全く見えませんでした。

まじめに心配になり、あちこち雪の蓋を壊していきましたがパフはいませんでした…。

「パフ!お家帰って、ごはんしよ!」

と叫んだ瞬間、10メートル先の側溝で黒い物体が一瞬出てきました!

すぐに側溝の中に入ってしまったので、パフの確認が出来ないと同時に今の黒い生物はなんなんだ?と心配になりました…。

もう一度、「ごはんしよ!」と叫んでみました。

しばらくすると、今度は別の場所でピョンと黒い物体が飛び上がりました。

え?子熊?
タヌキ?
ウサギ?

パフはどこ行ったんだ?

と思った瞬間、私の足元から黒い生物が突然顔を出しました!

私はびっくりして、一瞬引いてしまいましたが、その黒い生物はパフでした…。

アメリカセンダングサ(ワンコの被毛に絡む、にっくき種子)を全身にまとい、きったない泥で白いパフでなく、黒いパフでした…。


まさに悪魔のパフでした。


雪の蓋が邪魔して、側溝から出られなくていたのでしょうか。

悪魔のパフはモグラ叩きゲームのようにあっちでピョン、こっちでピョンと顔を出しては引っ込みます。


私は再び側溝に入り、やっと悪魔のパフを捕獲しました。

きったないし、くっさくなった悪魔のパフは
「早く家に帰ってごはんしましょう♪」
みたいなテンションで尻尾フリフリでした。

プッチはまた私の傍らで真っ黒パフを不思議そうに見てました。

私の服もきったないし、臭くなったしお家に帰って、すぐにパフとお風呂でした。

風呂上がりにごはんをせがむパフ。

「お仕置きでごはん抜きだよ!」

私に叱られましたが、時間が経ちすぎてパフは何で私に叱られたのかわからないでしょうから、許してあげましたけどね。



今年のパフの目標は呼び戻しに重点をおいてトレーニングしないとね。

パフがごはんで反応するのなら呼び戻しに使う言葉は「ごはんですよ」にしましょうか(笑)

毎回それやったら、きっとパパ嘘ツキと思われ、戻って来ないでしょうね。


おしまい。





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