【身体が語ること 】
4月13~14日は守谷京子さんこと
もりちゃんのワークショップでした。
昨年の12月からお久しぶりのもりちゃんです
いつもは和室なのですが
今回はめずらしく会議室でのワークショップです。
もりちゃんのワークショップといえば、最初に車座に座るときに
座布団の角と角をくっつけた真円から始まります。
※車座に座る:ゲシュタルト療法のグループワークショップでは
円になって座ることから始まります。
もりちゃんのワークショップで椅子ははじめてだったので
会場のセッティングをしていてふと、手を止めてしまいました。
よもや、椅子と椅子の角をくっつけたりするのだろうか???
実際はもっと接近しておりました(^^;
小さく小さく集まることでストレスフルな場を作り
よりインパスを起こしやすくする効果があるということです。
※インパス:行き詰まり、そこを超えると変化が起こる
最初にもりちゃんのワークに参加した人は
みんな一様にその極限に小さな輪から
じりじりと後退していきます。
もりちゃんが登場して曰く
「座れる範囲でぎりぎりくっつけて」
・・・ううう、やはり、くっつけるのか?
そして、いつものなが~~~いチェックインが始まりました。
※チェックイン:ゲシュタルト療法のワークショップの前に
参加者やファシリテーター ひとりひとりが話をすることです。
自己紹介、今日やりたいこと、今の気持ちなどなどなど、
話すことはファシリテーターによってさまざまです。
もりちゃんの場合はまさに
今、欧米のゲシュタルト療法の主流【関係性対話療法】
ひとりひとりの話を聞きながらワークがはじまります。
多くのゲシュタルトのワークショップで行われている
ワークをしたい人が挙手してじゃんけんでクライエントの座を
勝ち取るといういつものワークショップで行われている方法とも違うのです。
今回も、たくさんの気づきをいただきました。
自分と人の距離感を確認するワークでは
自分と人が向かい合って相手が3cmずつ近づいていきます。
そのことから、心の距離感を測っていきます。
それ以上近づいてほしくないところで
「ストップ」をかけるのですが
頭では大丈夫と思っていても
身体が自然と反応しているのです。
手をぎゅうううっとにぎっていたり
呼吸が止まっていたり
知らず知らずに体中が緊張していたりすると
すかさず、もりちゃんが声をかけます。
「今、何が起こっているの?」
「大丈夫だと思っていたのですが、ちょっと怖いかもしれません」
「こんなに苦手だったんですね・・・」
人は不思議なもので
ああ、そうなんだ!と思っただけで
ほっとしてしまうことがあるのです。
ああ!私はこれが苦手だったんだ!
当たり前のことだと思っていたけどやりすぎていたんだ!
それは、本当の事ではなく自分が想像していただけの事なんだ!
ちょっと、言葉にするだけで
ふっと息が抜ける感じがして
身体の力が抜けていくのです。
もりちゃんの最後のワークは
「『忘れられた横丁』に行って
『忘れられたもの』を見つけて
『ひとつだけなんでももらえるお店』に行って
『自分のものをひとつ』おいてくる」
というワークでした。
ひとりひとりが大きな体験をしたワークでした。
あなたなら
何を見つけて
何をもらって
何をおいてきますか?
すぐに見つかる人
なかなか見つからない人
それもとても意味があるのでしょう。
もりちゃんのワークショップは
まだまだ、続きます。
次回は
10月19~20日
11月23~24日
二ヶ月連続ワークショップの予定です。
濃いぃよお~~!!
懇親会ではまた、はっちゃけたひと時を過ごしました。
次回、ご一緒しませんか?