現在、アメリカやヨーロッパで標準的に使われている、術前、術後の遺伝子などを調べる事で乳癌の再発・移転リスクを算出する技術の比較結果をQueen Mary University of Londonが発表しました。(詳細、こちら。)

現在、予後予測システムについては、
以下の4つの技術があります。

1) Oncotype Dx Recurrence Score, 
2) PAM50-based Prosigna Risk of Recurrence Score (ROR), 
3) Breast Cancer Index (BCI) 
4) EndoPredict (EPclin), 

米国の乳癌治療ガイドラインでは2)が、
欧州の乳癌治療ガイドラインでは1)、2)、4)
が推奨されています。

774名のER+ , HER2-の閉経後乳癌患者さんの治療実績を比較したところ、1), 2), 4) の手法については、10年内の再発率を相当程度に正しく予測出来ている事が確認された、との報告です。

これらの技術の導入が日本では遅々として進まない事に対する懸念の表明が日本の医師の間にもあるようです。(いつも読まさせて頂いているブログです。)

ホルモン療法を継続するという以外の再発予防治療の選択肢が広がる中、どういった患者さんが予防治療を受けるのが良いのか、きちんと分析することは、ますます重要になってきますね。