急性骨髄性白血病(AML)や骨髄異形成症候群 (MDS)に対する骨髄移植前の治療薬として、

 

Iomab-Bのフェーズ3 クリニカル・トライアル(Phase 3 SIERRA Trial)が、最初の20名に対して行わられた当初報告で、米国 データ解析委員会(DMC)から、治験を計画通り進める事の承認を得たと、開発元であるActinium Pharmaceuticals, Incから発表がありました。(報道発表の詳細はこちら。)

 

同トライアルでは、現在150名の50歳以上の患者を対象に治験が進められています。

 

Iomab-Bは、白血細胞に広く発現しているCD45 をターゲットとした抗体薬で、かつ、iodine-131というラジオ・アイソトープ(放射性同位体)も含んでいるため、直接、白血病細胞だけを対象にできるので、全身放射線治療よりも副作用が少ないと期待されています。

 

実際、フェーズ2 トライアルでは、進行AMLやハイリスクMDSの68名が100%寛解状態びっくりびっくり

になったとのこと。

 

2017年10月時点で、同トライアルは、MD Anderson Cancer Center, Memorial Sloan Kettering Cancer Center, the Mayo Clinical, the Fred Hutchinson Cancer Research Center などを含む15の施設で実施されており、2018年には、カナダの施設でも治験を拡大する計画とのこと。

 

白血病や骨髄異形成症候群では、同種骨髄移植が根本的な治療方法とされていますが、術前に全身放射線治療を受けることが標準治療となっていて患者への負担が大きかったのですが、この治験でIomab-Bの有効性が確認されれば、より副作用が少なく治療で骨髄移植ができるようになることが期待されています。