こんな感想もあるのだという程度で。。。
ご紹介
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逃げて、逃げて、逃げのびたら、私はあなたの母になれるだろうか--理性をゆるがす愛があり、罪にもそそぐ光があった。家族という枠組みの意味を探る、著者初めての長篇サスペンス。(引用:Amazon.co.jp)
映画やドラマは見ておりません。
実際にあった事件をもとにしているということも知らずに読みました。
映画のCMで見た、誘拐犯・希和子が初めて赤ちゃんを抱きあげるシーン。
トランス状態に輝いていた希和子役・永作さんの瞳に吸い込まれ、思わず原作を買いに走りました。
希和子は小豆島の素麺屋で働いていました。
我が家は讃岐うどん派です(笑)
今年はよく食べたな~。
ぷちっとかんそう
愛情ってなに?
改めて考えさせられました。
自分を裏切った不倫相手とその妻のあいだに生れた赤ちゃん。
憎悪の炎のなかで出会った無垢な微笑み。
希和子がはじめて薫を抱いたとき、理性を越えた愛情を感じたのでしょう。
犬のお母さんが仔猫におっぱいを与えたりしますしね。
逃亡も、理性を失っていたからこそと納得できます。
ああ、この先どうなるのかしら?
ここまでは良かったのです。
逃亡劇から先の展開に甘さを感じました。
都合の良い逃亡に、都合の良い愛情。
希和子の望む幸せが利己的で、”所有欲”にしか思えませんでした。
助けてくれるのかと思いきや騙され、相手をを殺してしまうとか、薫の将来を思ったら返したほうがいいのかという逡巡とか、偽の戸籍と引き換えに海外で臓器を売るとか(やりすぎ?)、何かこう、もっと希和子のリアルな根性が見られたら違ったのになと、残念に思いました。
大人になった薫の冷めた目線は良かったと思います。
不倫相手の赤ちゃんを身ごもり、越えられなかった感情の壁に向き合っていくところは、倫理観の問題こそあれ、ほっとしました。
親から受けた愛情って、体に染みこんでいるものなのですね。
これを家族の枠組みと捉えるには、あまりにも残酷な気がします。
お気に入り度・・・★☆☆☆☆
しなやかで読みやすい文体でした。共感はできませんでしたが。。。
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