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パットはゴルフ上達のカギ。パットの理論(世界で唯一)からパット数の減らし方、グリーン上のウンチクなど上手くなるヒントを79歳でA.S.達成した終活まっしぐらのGreenKeeperが発信します。

PGAメジャー最終戦も終わったので、現時点でのSTATSを覗いてみました。

ランク順にいくつかピックアップすると

1.平均スコア(ツアー平均=71.12)
  S・ガルシア(68.86) R・マキロイ(68.88) A・スコット(69.27)

2.飛距離yds(ツアー平均=288.3)
  B・ワトソン(314.7) D・ジョンソン(311.0) R・マキロイ(310.7)

3.FWキープ率%(ツアー平均=61.24)
  J・デュラン(75.9) D・トムス(75.0) T・クラーク(74.6)

4.パーオン率%(ツアー平均=63.9)
  C・キャンベル(72.4)J・ヒックス(71.3) G・デラエ(71.0)

5.Strokes Gained-Putting(ツアー平均=0)
  G・マクダウェル(0.911) A・バッデリー(0.905) M・エブリー(0.880)

6.スクランブリング%(ツアー平均=57.2)(*1)
  J・ヒューリク(70.5) K・ナ(66.1) B・ゲイ(65.8)

こういうなかで松山や石川は戦ってゆくわけですから、大変な努力が必要になると言えます。
松山の全米プロでのSTATSは「全米プロ2014」を参照下さい。

さて、アマの参考になるSTATSは5と6ではないでしょうか。

5はパットの技量そのもの、6は寄せとパットの技量と言えますので、これを重点的に取り組みなさいと理解できます。

スクランブリング首位のJ・ヒューリクは今季未勝利ですがツアー通算16勝(うちメジャーは全米OPN)。今季は2位が3回、それもその筈平均スコアは69.4でランク5位(世界ランクは現在6位)。

先週の全米プロでは5位Tでフィニッシュしています。

距離は279.1ydsでランク162位。パーオン率は68%でランク23位。SGP=+0.30(ランク102)という数字から、ヒューリクが如何に寄せが巧いか、が分かります。

「プロはバーディーとパーの間のゴルフ。アマはパーとボギーの間のゴルフ」という名言は、トップアマの阪田哲男さんです。含蓄ある言葉ですね、寄せとパットを磨きなさいという解釈が出来ます。

道具屋さんが紹介する方はまさに6の技量が卓越なさっていると言うことですね。
「5下な確率論」

アマが見習うのはこういう方だと思いますし、プロではJ・ヒューリクではないでしょうか。

*1:Scrambling(スクランブル率)はパーオンしなかったホールで、パー又はそれより良いスコアで上がった確率です。

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