誰もがみな本能的に失敗を遠ざける。だからこそ、失敗から積極的に学ぶごくわずかな人と組織だけが「究極のパフォーマンス」を発揮できるのだ。オックスフォード大を首席で卒業した異才のジャーナリストが、医療業界、航空業界、グローバル企業、プロスポーツチームなど、あらゆる業界を横断し、失敗の構造を解き明かす!






Kindle Unlimited で話題の本。

紙本よりも耳読の方が読みやすいです○



この本には、さまざまな事故や事件のエピソードが出てきます。



耳読で聴くと、幼い頃よく観ていた、世界仰天ニュースや奇跡体験アンビリバボーを観てる気分になりました…。

(このテレビ番組ってもう古いのかな!?笑 知ってるよって方コメントください笑い泣き

それくらいカジュアルに読むことができる本です。


ちなみにわたしはAlexaアプリで1.5倍速でバックグラウンド再生して、3〜4時間程度で読むことができました。スーパーの買い物中、料理中、授乳中にながら読みできました。


事件のエピソードのところは、不謹慎ながら続きが気になって聞くことをやめられませんでした。



タイトルの通り、この本は"失敗"に関する本です。


航空機墜落事故、医療ミス、冤罪、宗教団体の終末予言などなど、数々の悲しい事件や事故はなぜ起こってしまったのか?について検討しています。



それらに共通しているのは、「自分の認識が間違っていると認めることができなかった」ということに尽きます。



どこで知ったか忘れましたが、大体の人は"自分は周りの人より、ちょっとだけ優れている"と思っているそうです。


実はわたしも、このことを知るまでは自分をそう認識していました…。


でも自分と同じように、周りの皆んなも"ぷとみんよりちょっとイケてる"って思ってるという。なんか滑稽ですよね。



自分は優れているから、正しい判断をすると思っています。だから自分が間違っていると認めたくない!と思ってしまいます。


それでも、自分の認識と目の前の状況に齟齬が生じたときはどうするのでしょうか?

自分が間違っていると思うのではなく、自分にとって都合の良い解釈を付けるのです。


だから「この患者はラテックスアレルギーではない」と思った医師は、ラテックスアレルギーの反応が出ているにも関わらず、ラテックス手袋を外さない。

この人が容疑者だと確信した検察官は、DNA鑑定が容疑者と一致しなくても、犯人が別にいると考えない、とのことです。



このような人間の性質をうまくカバーし、


"失敗することは誰にでもある、あなただけの責任ではない"

"同じ失敗を繰り返さないように、失敗を共有して改善策を考えよう"


と失敗を前向きに捉える仕組みをつくっている組織は、失敗から学ぶことができます。



例として挙げられる航空業界は、失敗から学習する組織です。


事故などが起きた際は、第三者機関が、飛行データとコックピット内の音声データを分析し、同じ失敗が二度と起こらないよう対策を講じます。

そして事故報告書は一般公開され、全世界のパイロットが情報にアクセスすることができます。


またパイロットはニアミスをすると報告書を提出しますが、10日以内に提出すれば処罰されません。

航空機にも自動的にエラーレポートを送信するシステムが組み込まれていますが、レポートデータからは操縦士を特定することができない仕組みになっています。


上司にミスを指摘し辛い、ということがないようクルー間のコミュニケーションについても学びます。


このように、失敗を認め、改善策を皆んなで講じるシステム設計がされているため、フライトの事故率はかなり低く、安全性が担保されているようです。



わたしは平社員なのでマネジメントにはまだピンときませんが、この本を読み、夫に対して強く言ってしまうことがあるなと反省しました。


自分が間違っていると認めたくなくて、言いくるめて夫が悪い、という結論にしてしまうことがあります。


でもこの本に書いてあるように、夫も自分も失敗していいんだと思うと、お互いに過ごしやすくなると思いました。


そもそも家事や育児に正解はないですよね。


夫がやったこと(寝かしつけ前に娘とキャッキャ遊ぶとか)に対してムカッとする(寝かしつけグズるやん!と思う)けど、そもそもわたしの考えが間違っているのかもしれない…(実はお風呂入る時間が悪いとか)。



本の趣旨から逸れましたが、、、

成功するには失敗をたくさんすること。

失敗を認めること。

失敗を向き不向きや、知性(才能)のせいにしないこと。

どうしたら失敗しないで済むか?と試行錯誤すること。

こうした"成長型マインドセット"が大事だと学びました。


正直、『失敗の科学』と言えるほど科学的な本とは感じませんでした。少しの事例とデータしか扱っていない印象を受けます。

しかし、豊富なエピソードと具体的な改善策が紹介されているので、1つの情報としてアリかな〜と思います。


ぜひご一読ください。