赤ちゃんと一緒に楽しむ あそびアイデアBOOK

開一夫(監修)、倉田けい(絵)


この本について 


テレビ東京のTV番組「シナぷしゅ」

を知ってらっしゃいますか??



とっても可愛いキャラクター達と

センスを感じる映像、音楽



0歳から2歳までのお子さんを対象としていますが、大人も十分楽しむことができる幼児番組です。



この本は、そんなシナぷしゅも監修されていらっしゃる、東京大学赤ちゃんラボ研究者の開 一夫教授の本です。






この本では、赤ちゃんと楽しめるあそびが紹介されています。



特長は、月齢や年齢ではなく、「首がすわったころ」「立っちのころ」といった

赤ちゃんの成長スピードを基準にあそびを紹介しているところです。



なぜそうしているかというと、



開先生が 1995年からはじめた赤ちゃんの研究をとおして思うのは、"ひとりとして同じ赤ちゃんはいない"、ということ。



そして、「もう〇ヶ月なのに、うちの子はまだ〇〇できない!」と焦る必要はないからです。



大切なのは目の前の赤ちゃんと楽しくふれあうこと



素敵なコンセプトですよね。





ぜんぶで62個のあそびと、手あそびうたが紹介されています。



1つずつのあそびには、あそび方、あそびポイント、注意点、あそびのアレンジ方法などが載っています。



また、1ページごとに素敵なイラストも。



正方形のかわいいサイズなのですが、

情報量はとっても豊富!



ねんね期からあんよ期までのあそびが、それぞれ10個程度載っているので、ながーく楽しむことができる本です。






1日中赤ちゃんと2人きりのお母さんはもちろんのこと、



普段、赤ちゃんとふれあう時間が少ないお父さんや、たまに遊びにきたおじいちゃん・おばあちゃんなど




"赤ちゃんとあそびたい、楽しみたい、笑ってほしいけど、どうやって接したらいいか分からない"


とお困りの方みんなに、おすすめの本です。





あそび方のポイント 



赤ちゃんにとって「あそび」とは?

赤ちゃんが楽しいと感じるものは、すべてあそび





「あそび」は何の役にたつの?

何かの役に立つかどうかは分からない。

あそびは赤ちゃんが楽しむためだけのもの。





「できない=きらい」ではない!

赤ちゃんは日々成長している。

今日できなくても明日はできるようになるかもしれない。

「きらい」と決めつけずに何度でもあそびを提案する。





やりたいことやらせるのが「あそび」

成長のスピードは赤ちゃんによってそれぞれ。

やりたいことの個性とそれぞれ違う。

危険はそっと取り除いて、大人も赤ちゃんも「楽しくあそぶこと」がもっとも重要なポイント。





感想 



絵が可愛くて、読んでいて癒されます。






そして、「娘とやってみたいなぁ」と思うあそびがたくさんあって、わくわくしました。





ただし!ここがミソなのですが、



この本で紹介されているあそびって…



大したあそびじゃないんです(小声)



たとえば、"抱っこでゆりかご"



横抱きでやさしくゆらして、



目を合わせて笑ったり声かけしたりするあそびです。



大人からすると、「これってあそび?」と疑問に思ってしまいませんか?



でも、大丈夫みたいです。



「あそび方のポイント」にも書いたとおり、赤ちゃんが楽しいと感じるものは、すべてあそびになるからです。



なーんだ、そんな簡単なあそびしか紹介されていないのか。じゃあ、この本は読む価値がないんじゃ?



と、思われるかもしれません。



しかし!そんなことはないですよ。



さきほどの"抱っこでゆりかご"だと



目を合わせて、にっこりほほえみながら名前を呼んだり、話しかけてみましょう



といったことや



赤ちゃんは、親に抱っこされながら歩いてもらうと、心拍数が下がり、リラックス状態になると言われています。



といったことも丁寧に書いてあります。



そうした少しの意識付けで、普段の抱っこが、あそびの抱っこに変わるのだと思います。






他にも、"ボールがコロりん"というあそび



赤ちゃんのお腹にボールを乗せて、「コロコロコロ〜」と転がりに合わせて音を口に出し、目でボールを追う、というあそびです。



耳や目、お腹の感触でもボールの転がりを楽しむことができます。



我が家にも小さなボールがありますが、ただ娘にボールを渡して、娘が飽きるまで掴んで振りまわしたり舐めたりする、というあそびしかしてきませんでした。



しかし、本のようなあそびだと、赤ちゃんはもっと多様な楽しみ方ができますよね。



このようにこの本は、いま家にある物にちょっとした工夫をプラスすることで、あそびの幅がグンと広がることを教えてくれます。



そこが、この本のよいところだと思います。



ぜひ一度、ご一読くださいませ。