この本を読もうと思ったきっかけ

本屋さんでは、平積みされていない、棚の中に並んである本でした。しかしながら、タイトルのストレートさに惹かれて、思わず手に取りました。

 

 

普段、なんとなくライターって格好良いな、と思っていました。また、フリーランスって育児と仕事の両立ができそうでいいよなぁ、とも。

おまけに『LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略』を読んでから、今の会社で働く以外の道も模索していきたい、と感じていました。

 

 『寿命が100年に伸びたらどんな人生を送りますか?『LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略』』LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略リンダ・グラットン、アンドリュー・スコットあらすじ 人間の寿命は伸びている。100年を超えて生きる人も珍しくなくな…リンクameblo.jp



という訳で、”フリーランスライター = 憧れの職業”、という気持ちがぼんやり頭の中にあるわたしは、この本が気になったのだと思います。

 

 

本を手に取り著者紹介ページをめくると、見たことある本のタイトルが。

『女の運命は髪で変わる』という本です。

 

 

 

 

勝間和代さんがYouTubeのブックレビューで紹介していたので、気になっていました。読みたいと思いつつ、まだ読んでいませんが。

わたしは、勝間さんの考え方やアイデアは参考になることが多いです。そのため「きっとこの本もいい本だろうな」と判断し、買うことにしました。

 

 

そんなこんなで偶然買うことになった本ですが、さらに運命を感じる出来事がありました。(大袈裟)

 

 

この本を読み進めていくうちにわかったのですが、過去に著者が書いたnote記事を読んだことがあったのです。

『10着しか服を持たなければフランス人になれるか』という記事です。

 

 

 

 

タイトルから分かる通り、『フランス人は10着しか服を持たない』を実践してみたレビュー記事なのですが、面白い。当時「この人のnote記事、面白いなぁ。ライターなんだ」程度の感想で、それからすっかり忘れていたのですが、運命的に再会を果たしたのです。

 

 

 

 

 

(子育てしながら)フリーランスライターになれるか? 

 
さて。タイトルに書いた「(子育てしながら)フリーランスライターになれるか?」ですが。
 
 
この本を読んでわたしが考えた結論は、
「(子育てしながらでも)フリーランスライターになることができる」
です。
 
 
もちろん、”ただし”書きがつきますが。(涙)
 
 
ただし、
「在宅勤務メインでそれなりに稼ぐなら、”書くこと”以外の仕事を頑張らないといけない」
と感じました。
 
 
 

本の学びポイント

 
わたしがこの本を読み、「(子育てしながらでも)フリーランスライターになることができる」と考えたのは、ライターになるのに必要なのは才能ではなく技術だと書かれてあったからです。
 
 
この本の一番のメッセージは、本の表紙に書いてある文章の続きで、
 
書く仕事で生きていくのに最も重要なのは、文章力ではありません。
文章が上手いことと、書いて生きていけることは、イコールではないのです。(4ページ)
 
です。
 
 
著者は、ライターとは「技術職である」と説明します。
具体的に必要な技術は、①間違っていないこと、②分かりやすいこと、の2つです。これらの技術を身につければ、普通にやっていけると言います(「面白いこと」はプラスαの技術だそうです)。
 
 
ライターって、書く才能がないといけない訳じゃないのか。
わたしにはこの「技術職」という言葉に、とても驚きました。
 
 
また、この例えが分かりやすかったのですが、服飾でいうならライターはスタイリスト、コラムニストやエッセイストはデザイナーとのこと。
 
 
ライターは、まず①依頼を受け、②取材をして、③原稿を書き、④納品する、という仕事です。
作家とは違い、「書きたいこと」がなくてもいいのです。依頼を受けて文章を書くのですから。
作家よりは、むしろ翻訳家の仕事に近く、”日本語を日本語に翻訳する仕事”だと説明されていました。
 
 
ほかの職業と同じように、「ライターになりたい!」と思って実績を積めば、もっと書けるようになる。この点においては、現職がどんな仕事であっても、書く才能がないと感じていても、子育てしていても、ライターになることはできます。
自分もライターになれる可能性があるんだ…と、憧れの職業に少しだけ近づいたようで嬉しかったです。
 
 
しかし当然のことながら、実績を積むための努力は必要です。
著者は書くスキルよりも、「書く以外のスキル」がとても重要だと言います。
 
 
「書く以外のスキル」については、企画(こういう記事や本を書いたら面白そうなので、どうですか?と営業する)や取材の下調べ、インタビュースキルなど色々書いてあったのですが、、、
「書く以外のスキル」とは、端的にいうと”何にでも好奇心を持つことができるか?”ということだと感じました。
 
 
ライターになって仕事を受けるなかで、いろいろな内容の記事を書くことになります。
きっと興味のない内容の依頼も少なくないでしょう。それでも仕事を通して、取材対象を面白いと思う好奇心の強さが、質の高い、愛ある記事を作ります。
 
わたしが「ただし、在宅勤務メインでそれなりに稼ぐなら、”書くこと”以外の仕事を頑張らないといけない」と考えたのは、このハードルを越えられるかが、稼ぐライター/稼げないライターの分岐点になると思ったからです。
 
 
在宅勤務メインでそれなりに稼ぐためには、複数の仕事先からの、いろんな記事依頼を同時並行で受けないといけません。また、取材対象に興味が全くなくても、下調べをして、取材をして、書く必要があります。自分から仕事を持ち込みしたり、同業の人と仕事情報を共有し合ったりする必要もあります。
たくさんの細々した準備、作業を覚悟するならば、フリーランスライターとしてやっていけるのだと感じます。
 
 
ちなみに”フリーランス”という部分については、収入の安定さと自由をバーターにして、自由が勝つ人はフリーランスになっても大丈夫だろう、ということでした。著者曰く、ライターという職業への不安と、フリーランスへの不安は別で考えるべし。その通りだなと思いました。
 
 
それではカッコ書きした「子育てしながら」の部分はどうでしょう?
この点については、この本を読むだけでは判断できないな、と思いました。
 
 
この本では、子育てしながらライターをするのはフリーランスという点においてむしろメリットがある、という主張でした。自分で仕事内容や仕事量を調整できるからです。
具体的には、子どもとの時間を優先したいときは、週1〜2日だけ仕事したり、取材日がそこまで多くない「書籍ライター」になったりする人もいるようです。
しかしこれは子どもが産まれるまでに、ある程度実績を積んできた人の話な気がします。特に書籍ライターは、本人の代わりに一冊の本を書くという仕事。子育て中の未経験ライターがいきなり取り組める仕事ではなさそうですよね。
 
 
したがって、子育て中の未経験者がライターになるには、複数の仕事を受け実績を積む必要があります。
たとえば、子どもが保育園や学校に行っている日中の間に、取材や打ち合わせを設定できるか?締め切りが緩めの仕事を受けることができるか?などは、気になるところですね。
 
 
そもそもライターになる第一歩として、ライター講座に通ったり、仕事をくれそうな人(本では「伝手(ツテ)」や「師匠」を探すと書いてあった)と連絡を取ったり、仕事をくれそうな組織(編集部や編集プロダクション)に所属したり、何らかのアクションを取ることができるか?
 
 
この辺になると「決め」とか「覚悟」とかの問題になってきそうですが、もう何冊か読んでもっと調べたいなと思いました。
 
 
 
 

終わりに

この本を読みながら、著者のライターと言う仕事への愛をひしひしと感じました。
 
 
本には、今までのライター人生で経験されてきたいろいろなエピソードが随所にちりばめられています。
それらエピソードを読みながら、「ライターってワクワクする仕事なんだよ!」と、著者の生命力あふれる明るい雰囲気をも感じた気がしました。
 
 
読み物としても、面白い。
よろしければ、ぜひご一読ください。
 
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