2018年9月28日
キマロキ編成とは雪国で、雪を跳ね除けながら進む除雪列車である。
昔は雪国のあちこちで見られたようだが、
完全な姿で残っているのは、ここ名寄だけとのことである。
機関車の「キ」、マックレー車の「マ」、ロータリー車の「ロ」、
機関車の「キ」をとって「キマロキ編成」と呼ばれる。
昔(45年位前)、名寄駅は鉄道の要所で、
駅構内はたくさんの線路が並んでいた。
近くの踏切は、貨車の入れ替えなどが始まると
30分以上も開かないことがあった。
雪の中、寒い思いをしたことが忘れられない。
このキマロキ編成、
キマロキ保存会の手によって、とてもきれいに保存されている。

先頭の「キ」は、9600型蒸気機関車SL59601

2両目「マ」は、マックレー車キ911号

3両目「ロ」は、ロータリー車キ604号機


4両目「キ」は、D51型蒸気機関車D51398

最後には、ヨ3500型車掌車ヨ4456号車

最後の車掌車は、最初の頃は無かった。
5両揃った姿を、腕木式の信号が見送っているように見えた。

お天気が良くなかったので、今度は青空のもとでみたいものである。