「ワインが語りかけてくれる酒屋」あらき(熊本県)の強みを活かすマーケティング戦略 | 名刺ラボ|ぷちらぱん

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「日本でいちばん大切にしたい会社」で有名な坂本光司さんの著書「ちっちゃいけど、世界一誇りにしたい会社」に掲載されている熊本県のあらきに行ってきました。

おかんの還暦祝いを兼ねての九州旅行でしたが、大分~熊本~鹿児島の周遊途中で、ずっと気になっていた「あらき」さんに立ち寄ることができました。

「あらき」の感想を一言で言うと、
こんな酒屋さん今まで見たことないビックリマーク楽しい!!という感じ。


正直に言うと、坂本さんの著書を読んだときは丁寧な対応をするオーナーさんがいらっしゃるんだろうな程度の想像しかもっていませんでした。
しかしながら、実際に店内に入ったことで坂本さんが著書で紹介したのかを感じるとることができました。


「あらき」店内で起きた1時間の出来事


店内に入ったとき、まず「おぉー!」と家族4人で驚きました。
店内がすごくおしゃれな雰囲気なのです。街でよく見かける酒屋さんではないのです。
かといって、高級路線な雰囲気を醸し出しているわけでもない、スターバックスのような手の届く非日常感の演出というところでしょうか。

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次に気になったことは、本で読んだとおり本当にオーナーさんが店内で立って接客しているのか…!?
うん、本当に立っていましたニコニコ

そのオーナーさん、ボクに声をかけてきてくれてワインを薦めてくださいました。
その間、ほんの少しの時間でしたが、オススメするワインと合う料理を提案していただいたり…。

私は店内全体を見たかったのでその後は店内をウロウロ。
このウロウロが非常に楽しかったのです。ディスプレイされている商品はもうセレクトショップ状態。

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おそらく「あらき」の従業員の方がセレクトされたであろう日本全国、いや世界中の商品が所狭しと並んでいます。なんと入手困難な石垣島ラー油も置いてましたDASH!
しかも、いつも目にしているけど買わない商品ですら「あ、これ欲しい。これも買ってみたい。」という気になるのです。

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店内にはスケジュールの都合上1時間程度しかいれませんでしたが、家族みんな「あらき」さんに惚れてしまったのか、結局4人それぞれが大量の商品とお土産を買っている姿がありました。

レジに並んでいるとまたオーナーさんが声をかけてきてくれて。
ほんの1時間でしたが、完全に「あらき」の虜になった自分がいましたべーっだ!


「あらき」の強みとは


ひらめき電球オーナーさんをはじめとした従業員の方のお酒に関する豊富な知識。
⇒プロフェッショナルな応対。

ひらめき電球陳列方法、思わず読みいってしまうあらきオリジナルのPOPなどの仕掛け。
⇒ワインだけでなく他のお酒も調味料もみな語りかけてくれる。

ひらめき電球日本全国、世界中から厳選して仕入れて販売するセレクトショップ的な要素。
⇒お酒に関してはここに行けば間違いないという信頼性。

ひらめき電球コレクションが可能な仕組みの提供。
⇒ワインに興味を持ち出すとやりたくなるのが産地やぶどうの品種やラベルを集め、詳しくなりたいという好奇心。この好奇心を応援するが如く、ポイントを絞って掲載しているワインカードは持ち帰りOKになっている。実はこの仕組み、ボク自身があったらいいなとずっと思っていて、大学の頃に近所の酒屋さんに生意気にも提案したことがありました。取り入れてもらえませんでしたが。。



ここで改めて気づかされたのは、"差別化"というキーワード。
差別化というと競合に勝つことだけを意識してしまいがちですが、本来の目的は市場を見据えながら自社独自の価値を提供することなんですよね。

"お酒を飲む"シチュエーションは、"リラックスして楽しい時間を過ごす"ときが多いと思います。
であれば、"お酒を買う"という行為は、楽しい時間を過ごすための前座なのかもしれない。
お酒を飲むときに華を添えることができるような提案を「あらき」さんはしてくれました。



ワインが語りかけてくれる酒屋の「あらき」さん、熊本へ旅行の際にはぜひ立ち寄ってみてくださいパー
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「あらき」さんの詳細を知りたい方は下記の本をお読みください。

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