久々に映画鑑賞しました。





【あらすじ&概要】
志駕晃の同名ミステリー小説を「リング」の中田秀夫監督のメガホン、北川景子の主演で映画化。
いつものように彼氏に電話をかけた麻美は、スマホから聞こえるまったく聞き覚えのない男の声に言葉を失うが、声の主はたまたま落ちていた彼氏のスマホを拾った人物だった。彼氏が落としたスマホが無事に戻ってきたことに一安心する麻美だったが、その日から麻美の日常は一変する。まったく身に覚えのないクレジットカードの請求、それほど親しくない友だちからの執拗な連絡……それらは麻美のさまざまな個人情報が彼氏のスマホからの流出を疑う事象の数々だった。一方その頃、ある山中で若い女性の遺体が次々と発見される事件が起こる。すべての遺体には、いずれも長い黒髪が切り取られているという共通点があり……。
北川が主人公・麻美を演じるほか、連続殺人事件の担当刑事役を千葉雄大、セキュリティ会社社員役を成田凌、麻美の彼氏役を田中圭がそれぞれ演じる。
(映画.comより)

【キャスト】
北川景子-稲葉麻美
千葉雄大-加賀谷学
成田凌-浦野善治
田中圭-富田誠
原田泰造-毒島徹
バカリズム-小柳守
要潤- 武井雄哉
高橋メアリージュン-杉本加奈子
酒井健太-大野俊也
筧美和子-天城千尋
桜井 ユキ-北村匠海



【★★★(3.0)】
盛り込み過ぎぃぃ

期待していただけに残念


【感想】
ネタバレは抑えつつ書いていきます。

まずタイトルが秀逸。予告で見かけた時から「これは観よう(確定)」と思っていました。

そしていきなり結論ですが、「期待していたモノを越えて来るカンジではない。」

まぁつまり、所謂「予告編でワクワク出来てよかったねモノ」ですね。
駄作とは言わないものの凡作。傑作とは到底…


前に、「愛しのアイリーン」を観た時は事前情報もなく突発的な映画との出会いに衝撃を受けたので、
なるべく近いかたちになるよう本作も事前情報はあまり入れずに観にいったんですが…

原作を読んだ方の感想はまた違ったものかもしれませんが、なんだかなぁ…という点が多かった気がします。


(ネタバレは抑えますが鑑賞前に以下を見るのはオススメしません)
要点を箇条書きにしてみます。

「良かった」
・犯人の演技力
・留守番電話の音声が日比麻音子アナ
・タイトル
・中盤あたりまでは問題なかった


「イマイチもしくは悪かった点」
・犯人が明らかになってからが雑過ぎんか?

・スマホを落としただけなのに…という怖さじゃない要素が大きくて焦点がぶれる。スマホ(ネット社会)、殺人、主人公の過去…多い多い。

・犯人が明らかになるのが早い。

・終盤のある一点を除いて原田泰造が無能にしか見えない。

・千葉雄大がなんかよくわかんないまま。

・足の怪我が完治するほど時間が経過してるのにプラネタリウムで会えるとか…

・結局、田中圭が甘いだけなんじゃないか?同情とかなんじゃないか?

・ある人物の自殺シーン周りの雑さは酷い。

・北川景子の演技力…恐怖をあんま感じない。変顔?

・アルピーの酒井どこ出てた?(あとで調べてあれかぁ~、顔もうちょい見してくんないとわかんないよ~)


といったあたりでしょうか。

ええ、文句が多くなります。
タイトルで期待した分、大きな加点がなく粗が目立ってしまった…というのもあるでしょう。

本作はTBS系映画です。
TBSラジオ「After 6 Jumction」の2018年11月06日回の「スクリプトドクター三宅隆太」さんの話などを聴けば
いかに映画が様々な過程を踏んで変貌し完成するのかよくわかります。

が、

やっぱり鑑賞者としては完成した(という)映画を観て面白かったとかあそこはもっと…というしかないわけで。

本作も色々あったんじゃなかろうかと思いつつ、結果「凡作」だな、と。

以上。