マサチューセッツでの仕事は早めに終わったため、帰りの車での移動中に最終便より1本早い便に変更。サウスウエスト航空に電話をしてまだ空席があったので変更。25ドルの追加料金でしたが、カード番号をその場で伝えてすぐに済みました。さすが電話での対応も速かった。

空港に着いたら40分のディレイの表示。その後1時間の遅延に表示が変更。遅延表示が頻繁にアップデートされるのはUS Airwaysではないのでこれも見事!。どうもフィラデルフィア空港近辺に雷雨があって空港離発着のフライト数を一時的に制限しているらしい。まあいつものことなので皆さんあきらめるしかない。週末の夕方なのに....。結局1時間遅れでボーディング開始。帰りの便は遅れもあり最終便から早めた客も加わり満席。自由席とは言え満席なのでボーディングは15分もかかりました。そして全員そろったところで、機長からのアナウンス;

「残念なことにフィラデルフィア空港から出発許可がもらえません。順番待ちのため出発はこれから1時間半後になります」。皆さんため息。

客室乗務員からも「時間があるから皆さん適当に外にでてスナックたやご飯を食べて帰ってきてもいいですよ。。」と、柔軟な対応...。ほとんどの乗客は外に出る。私は腹も減っていないので機内に残る。その間客室乗務員は水やスナックのサービスを機内に残った乗客に配り始める。これも二重丸。

1時間10分後....突然「離陸許可がもらえそうなので全員機内に戻って席についてください!」のアナウンス。しかも「速くして!!。遅れると、また順番が遅れて出発時間がどうなるかわからなくなりますよ!!」の脅しのようなアドバイス。

皆さん、一斉に機内に戻ってくる。皆さん同じ座席に着席するはずですが、なにせもともと自由席。決まった席というのもないし、どこに座ったか覚えていない人もいる。。。椅子とりゲームのうような状態で皆さんあわてて着席。大きな荷物を抱えて機外に出ていた人は戻す場所がなくなっている。客室乗務員がそれを奪いとって機外にその荷物を出してしまう!!(多分預け荷物にされたのだろう)。

そして何と。。。

1名分の座席がみつからない!!!  席空いていませんかとのアナウンスもむなしく、皆さん顔を見合わせてすべて満席...。席が見つからずに呆然となる物静かそうなサラリーマン。 
そしてなんと非情にも

「席がない人はすぐに機外にでてください。すぐに出発しますよ!!。早く出て出て!!。出ないといつ出発できるかわからなくなるわよ!!」 とのアナウンスとともにそのおじさん係員に機外に引っ張りだされる。その瞬間にドアが閉まる....つまみ出された乗客を見送って乗客の皆さん一同安堵の表情。

この出来事再ボーディングから10分程度のあっ!という間の出来事でした。私は一番後方の席に座っていたので、状況がよく観察できました。

さすがサウスウエスト航空、すべての行動が俊敏に行われます。

でもこれじゃあ搭乗者リストなんてあったもんではないですよね。多分、その後の便の乗客が1名紛れ込んだのだと思います。
あっというドアが閉まったらすぐにプッシュバックして滑走路に向う。そしたらここで20分待ちますの機長からのアナウンスに皆さんがっかり。 その後無事離陸したときには皆さん拍手。更に着陸前に空港混雑のため20分間遅れますのアナウンス...。結局は3時間遅れで到着。 25ドル払って早いフライトに変更してもオリジナルの予定より遅れるということになりました。
 
でもおかげでサウスウエストの危機管理能力?の高さを垣間見て楽しかったです。

でも、あのおじさんどうなったんでしょうかねえ?? 多分最終便に乗れたと思いますが。最終便も3時間遅れで、午前0時到着予定の表示が出ていました。