私は、やましたひでこさんの
「ウチ、〝断捨離〟しました!」
という番組が好きで、録画して
繰り返し観ています。

断捨離という言葉を世に広めた
やましたさんが、家の中が
片付かないというお宅に訪問し、
見事にスッキリとした部屋に
変身させていきます。

物を処分出来ない人とは
単にだらしないとか、面倒臭い
だけではなく、心の奥底に秘めた
トラウマがあったりして、
やましたさんは、そこを上手に
厳しく切り込んでいきます。

断捨離の依頼主は、時に抵抗したり
自分と対峙し、涙ぐんだりしながら
、最後は依頼主までもが輝きを
取り戻していきます。




昭和一桁生まれの私の両親も、
物を捨てられない人達でした。

母は、
「私達は物の無い時代を生きて
 来たから」
という言葉をよく口にしました。

私が太って着られなくなった洋服を
処分しようとすると、

「また痩せたら着られる」(笑)

と、たしなめられたものです。

「何でも元はお金だったんだよ」

「私が女学校の時、着ていくブラウス
 が一枚しか無くて、その一枚を
 洗濯してアイロンかけて乾かして
 から着て通ったもんだよ」

私達が物を処分する判断基準は、
古いから、汚れたから。

母の判断基準は、
腐っている、または壊れているから。

両親が遺した物の処分に、
兄夫婦は相当苦労した様です。

私は、両親が悪かったと思いません。

私の親世代は「戦争」で、食べ物
さえ手に入り辛かったのです。

一度手に入れた物を慈しみ、
ボロボロになるまで心から
大切にしました。



もし、やましたさんが生前の両親
が暮らす家に訪問されたとしたら、
どう説得されるのでしょう。


「戦争が悪かったよね」


と言ってくださるのかな…。



今日もまた、息子とは関係の
無い話になりましたね。


また、お伝えします🍒