やりたいことを見つけることができた人は、幸せだ。
そのくらい、やりたいことを見つけるのは至難の業、
そう思う人は多いだろう。
昨日、讀賣新聞で画家の桐谷逸男さんのコラム、
夢と希望を与える絵「創造力は生きる力だ」を読んだ。
『旅先で様々な人々に出会い、異質な人生に触れながら、
自分の世界を築いていった。やがて生きる情熱と力は、
絵の世界に限らず、創造的な心から生まれると
確信するようになった』と。
私は、創造性とか創造力とは何か、自分の感じるままに
表現できるなら、どんな言葉になるのか、ずっと悩んでいる。
桐谷さんの表現は、とても素敵だなと思った。
以前読んだ山田ズーニーさんの言葉がよみがえって、
彼女の著書『おとなの進路教室。』に付箋をつけておいた
ページをめくった。
“あった、あった。私の心に響いたところ”
桐谷さんと共通する、「人とつながる」ことで、創造が広がる。
『自分の中にあるものを、人前で出してみて、その反応によって、
引き出される自分、導かれる自分、その延長線上に見えてくる
「やりたいこと」は、自分の意志とも、他人とも、ひいては社会とも
つながっている。しっかりとしたスパイラルをつくっていく』とある。
私の大好きな文章のひとつだ。
「やりたいこと」を探すには、過去を辿り、得意なこととか、
好きなこと、人に誉められたことは何か、そして自分の内側を
見つめることが大切と大概の指南書にはある。
この方法で「やりたいこと」を見つけられる人もいるだろう。
それでも、見つからない人はどうすればいい。
その中に鍵があると思う。
「人とつながること」なのかもしれない。
私も「やりたいこと」を見つけるために、仕事を辞め、
旅に出たり、本を読んだり、セミナーに行ったり、
色々試してみた。
スピリチュアル本よろしく、自分の内面を見つめることが大切だと、
繰り返し繰り返しお経のように心の中で唱えてきた。
そうするうちに、外を見ること、人とつながることを
忘れてしまっていた。
あるとき、ズーニーさんのコラムに出会った。
人とのつながりにおいて見つかること、導かれるものが
あるのだと自分の中で救いのようなもの感じた。
正直、仕事を始める直前までやる気のない私がいる。
始めてしまえばなんてことはないのだけれど。
続けているのは、人とつながっているから。
気の合う人もいれば、合わない人もいる。
それでも、みんなが愛おしい。
人との間に築かれたものの中に、「やりたいこと」が
潜んでいる可能性はあるだろう。
どんなきっかけで「やりたいこと」が見つかるのか、
自分で実証するしかないのだ。