今、嫁の仕事が終わるのを待っている。

この静かな時間がけっこう好きだ。

いつだったか、
嫁の親しいYさんに言われたこと。


「遠距離恋愛は相手と一緒にいない時間が大切。
一緒にいない時間で、心の中の相手と、どれだけ語り合えるか。」


と言われたことが、
いまだに胸に響いている。

だからほぼ毎晩、
嫁が仕事でいないときには、
酒を飲みながら心の中であれこれと語りかけている。

昨晩、また嫁と喧嘩、というか、
言い合いをしてしまった。

私は嫁に甘えすぎるのだろうか。

嫁も私に甘えてくれて、
だから私も嫁に甘えることができる。

嫁の大きな愛情を感じて、
自分の器も大きくなった気がする。

私の良いところは情熱的で率直であることだと思うが、それで嫁を傷つけてしまったら本末転倒だ。

自分の気持ちを沸騰したまま相手にぶつけるのは、情熱ではなくて狂乱だ。
そう、私は嫁と接点を持つと狂乱する。

体内の細胞の全てが覚醒し泡立って、
感情を抑えきれない一匹の獣と化す。

仕事はそれですこぶるうまくいった。
嫁のおかげで仕事における全ての事態は好転した。

嫁に対しては、この狂乱を逆にうまくコントロールして、情熱へと再昇華させて、
優しくつつみこむのだ。

嫁をこれ以上、
喧嘩して泣かせたくはない。

きみを待つ、この時間はいつも、
私を優しくつつんでくれる。
離れていても。いつも。

私を待つ、いつもの時間、
あなたは包まれているのだろうか。
私はあなたを包めているのだろうか。

もっとあなたにふさわしい、
大きな自分になりたいなりたいと、
背伸びばかりしている。

世界一、嫁のことがすきで、
世界一、嫁のことを幸せにしたくて、
世界一、嫁のことだけを考えていて、
それで満たされている。

共に生きる明日に向かい一歩を踏み出そうとする我々は、
あらゆる困難を乗り越えることができるだろうと、
それだけは謎に確信してるんだよ。

いつもそう、語りかけているよ。