◆ウクライナから穀物タンカー第一便（8月3日追加）

記事の下にあるような穀物輸出の再開が8月下旬という情報は間違っているようだ。

『ウクライナ産穀物輸出再開、第1便トルコ到着』
2022年8月3日 8:12

ウクライナ産穀物輸出再開、第1便トルコ到着【8月3日 AFP】ウクライナからの穀物輸出再開の第1便となる貨物船が2日、トルコ・イスタンブール沿岸に到着した。

www.afpbb.com

出発点　ウクライナオデッサ　

タンカーの名前　ラゾニ

積み荷　トウモロコシ2万6000トン

記事では、トルコのイスタンブールでロシアとウクライナによる積み荷検査があるそうだ。

「ロシアとウクライナの当局者を含むチームが3日、イスタンブール沖で積み荷の検査を行う。」

行先

レバノンのトリポリ

◆ノルドストリーム1のガス供給再開

『ロシアのガス供給再開　ドイツ向け輸送管、点検終了』
2022年07月21日16時17分

ロシアのガス供給再開　ドイツ向け輸送管、点検終了：時事ドットコム【ベルリン時事】保守点検のため稼働が停止していたロシアの天然ガスパイプライン「ノルドストリーム」について、独ＤＰＡ通信は２１日、点検が終わり、ドイツへのガス供給が同日再開したと報じた。欧州の対ロ制裁に反発するロシアが、供給を止め続けるとの警戒感が広がっていた。

www.jiji.com

「独ＤＰＡ通信は２１日、点検が終わり、ドイツへのガス供給が同日再開したと報じた。・・・保守点検は１１日から２１日の予定だった。」

供給再開後のガス量

「稼働停止前と同じ日量６７００万立方メートル」で変更もありうるとの情報だ。

ガス供給再開前にロシア側がタービンの返却を要請していた。ーーーロシアへの経済制裁で引っかからず、返却された模様。

『ロシアのガス大手、独社にタービン返却を要請』
2022年7月17日 16:45

ロシアのガス大手、独社にタービン返却を要請【7月17日 AFP】ロシア国営天然ガス大手ガスプロム（Gazprom）は16日、欧州に天然ガスを供給するパイプライン「ノルドストリーム1（Nord Stream 1）」を確実に稼働させるため、独電機大手シーメンス（Siemens）に対し、カナダで修理したタービンの返却を要請したことを明らかにした。

www.afpbb.com

「ロシア国営天然ガス大手ガスプロムは16日、欧州に天然ガスを供給するパイプライン「ノルドストリーム1」を確実に稼働させるため、独電機大手シーメンスに対し、カナダで修理したタービンの返却を要請したことを明らかにした。」

カナダは、アメリカ同様ロシアへの経済制裁に加わっている。

点検中にEUにロシアがガスを止めて圧力をかけるつもりだ、と言う憶測が飛び交っていた。

再開後にEU内では、ガス節約を言い始めた。

『ロシアの「脅し」に非常手段　ガス１５％節減で対抗―ＥＵ』
2022年07月22日07時07分

ロシアの「脅し」に非常手段　ガス１５％節減で対抗―ＥＵ：時事ドットコム【ブリュッセル時事】欧州連合（ＥＵ）欧州委員会が加盟国に対し、天然ガス消費量の１５％を節減するよう促す方針を打ち出した。ロシアがＥＵ向けのガス供給量を絞って「脅し」を強めているためだ。暖房需要がピークを迎える冬場にガス不足に陥り、経済的に大きな打撃を被る事態を避けるため、ＥＵは非常手段に踏み切る。

www.jiji.com

「天然ガス消費量の１５％を節減するよう促す方針」

「ガス不足が深刻になった場合は欧州委が削減を義務化できる内容」

節約の一方でガスの備蓄も進める。

「現在の域内在庫量は貯蔵能力の約６５％」

「１１月までに達成を目指す８０％の目標を大きく下回っている」

EUは、少し前、アゼルバイジャン（ロシアの傀儡チェチェン共和国が近くに位置する）からのガス購買を締結した。

『EU、アゼル産ガス輸入倍増へ「数年以内に」』
2022年7月19日 4:14

EU、アゼル産ガス輸入倍増へ「数年以内に」【7月19日 AFP】欧州連合（EU）は18日、アゼルバイジャン産のガス輸入量を「数年以内」に倍増させることで同国と合意した。

www.afpbb.com

アゼルバイジャンからの輸入量を増やすには、パイプを大きくするなどの作業が必要になる、という意味があるのだろう。

ロシアのプーチンは、ウクライナの穀物とガスを人質を取っている。

ウクライナの穀物については、トルコと国連の仲介によってウクライナとロシアが合意に達した。

『ロシアとウクライナ、穀物輸出再開で合意　国連、トルコが仲介　再開は8月下旬の見込み』
2022年7月23日 11時21分

ロシアとウクライナ、穀物輸出再開で合意　国連、トルコが仲介　再開は8月下旬の見込み：東京新聞 TOKYO Web　【カイロ＝蜘手美鶴】ロシアの侵攻でウクライナ産穀物の黒海からの輸出が滞っている問題で、両国とトルコ、国連は22日、輸出の本格再開に...

www.tokyo-np.co.jp

その合意だが、調印式にウクライナの代表は、ロシアと同じ文章に署名を拒んで合意文書が別個に作られてそれぞれの文章に署名したそうだ。

「ウクライナのクブラコフ・インフラ相らが出席。クブラコフ氏はショイグ氏との同席を拒否し、署名は別々に行われた。」

====合意の内容====

発着港での船舶の積み荷検査・・・港は、オデッサ、チェルノモルスク、ユズニー。トルコが国連の支援を受けて積み荷検査を行う。

航路の安全確保・・・機雷を避けるため、ウクライナ船が先導し、航行中はロシアが休戦に同意

「調整センター」の運営・・・イスタンブールに設置される

★★★輸出再開は8月下旬になる見込み★★★

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ロシアが停戦に同意するとあるが、その停戦は、航行中だけなのは確かなようだ。

その意味は、ロシアに占領されているヘルソン州での戦闘は、ウクライナとともにロシアが停戦するということなのかな？

オデッサとか、別のところからウクライナによるヘルソン州へのミサイル攻撃も停戦し、ヘルソン州や周辺からロシアによるオデッサやその周辺へのミサイル攻撃や砲撃も停戦するということなのか。

それだと、ウクライナにアメリカが送った高性能ミサイルでウクライナの高官が降伏しないと大変なことになるぞ、とリップサービスしているが・・・

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穀物とガスを人質にするプーチン