イスラエルがハマスの追い込みを始めた
停戦状態でイスラエルはトランプ節の応援を受けて、最初にガザへの支援物資真流入を止めた。
それからイスラエルがしたのは、ガザへの電力供給の停止。
●イスラエル、ガザへの電力供給の停止指示 人質解放のためと
イスラエルのエリ・コーヘン・エネルギー相
「ガザ地区への電力供給を直ちに停止する命令に署名したところだ」
「人質を取り戻し、(戦争が終わった)翌日にガザからハマスが確実にいなくなるよう、あらゆる手段を使う」
イスラエルが考えている停戦とは、ガザからハマスを追い払うことにある。
その考えは、トランプの登場で方針を定めたものではなく、以前からイスラエルが思い描いていたガザの姿だ。
すなわち、ハマスの後のガザの統治するのは、イスラエルでもなければハマスでもない。
●イスラエル軍、ガザ市包囲し「中心部」に進軍 陸海空軍が連携
2023年11月7日
ガザを統治するのは、イスラエルでもハマスでもないと当時のイスラエル国防相が言明していた。
「ガラント国防相は戦闘突終了後のガザの統治については、「誰がガザを統治しないか、明確に言うことができる。 ハマスもイスラエルもガザを統治しない。それ以外の全ての可能性がある」と述べた。」
実際、トランプの大統領返り咲きでトランプがガザの所有を言い始めた。
そればかりではない。イスラエルでもなければハマスでもないガザの統治は誰が行うのかを答えたイスラエルの大臣もいる。
●イスラエル、戦後もガザの「治安管理」継続 カッツ国防相
2024年12月18日
「将来のガザの管理については、イスラエルが1967年から占領しているパレスチナ自治区ヨルダン川西岸と「全く同じ」であるべきだと主張した。」
要は、体裁上イスラエルはガザを統治しないだけでガザの統治には、イスラエルの息がかかった元パレスチナ人などの人材で統治するらしい。
●ガザでの停戦交渉、9割が完了 パレスチナ高官がBBCに説明
2024年12月23日
記事にも出ているパレスチナ高官のような人材をイスラエルが活用すると思われる。
(停戦後の)「最終段階では、ガザ出身のテクノクラート(専門知識をもつ官僚)からなる委員会がガザを指導する」
コーヘン・エネルギー相が示しているハマスがガザから消えるというものは、戦闘による殺害にしろ、ガザから国外に出ていくにせよ、停戦の最終段階の始まりでもある。
停戦の最終段階のためにイスラエルは人質全員を返還するようにハマスに圧力をかけるため、今回の電力停止の処置に踏み切ったのだろう。
裏を返せば、停戦は、最終段階に入っていると考えられる。
停戦の最終段階では、ハマスが一掃されているのはもちろんだが、区切りとして、パレスチナ人のテクノクラート(官僚)による組織(統治機関)の立ち上げ宣言があるはずだ。
イスラエルは、停戦の最終段階を「人質の全員解放」と「ハマスのガザからの追放」の二つで可能にできる。
その二つのうち、「ハマスのガザからの追放」に難色を示しているのがほかのアラブ諸国である。
ハマスにアラブ諸国がすり寄るのは、ハマスが実質的にガザの統治者だからガザ沖のガス田開発でガス田からの利益を受け取れる立場にあるからである。
しかし、ネタニヤフは、ハマスをガス田の利益から駆逐したかった。そこでガス田開発にかかわる安全保障をハマスに絡めてハマスのイスラエル襲撃を泳がせたのである。
ネタニヤフの思惑通り、ハマスは、ネタニヤフのガザ沖のガス田開発にかかわる安全保障の意味を知り、イスラエルを襲撃したのである。
ネタニヤフは、1200人も殺されたことを理由にガザ侵攻を正当化したのである。それは、報復程度ではなく、宣戦布告だった。
ところが、人質を多くとられたために簡単に侵攻が進まなかった。
そこでネタニヤフは、ガザ住民を敵に見なしてガザ住民をハマスとともに破壊と殺戮を行ったのである。
ガザの破壊と殺戮の手段に支援物資の流入阻止と電力停止の処置が併用された。
今回の電力供給停止もその一環であるーーーハマスをガザから駆逐すること。
トランプの登場でネタニヤフの野望はさらに勢いづいた。
今年中にガザの臨時傀儡政府が樹立される可能性が大きくなった。トランプの言うリビエラは、もっと先にあるだろうが、何よりもガザ沖のガス田開発を進める必要がある。
ガザ沖のガス田開発のことはマスコミに登場しないが、区切りが付いたら開始可能のはずだ。
トランプビジネスもガザ沖のガス田に注目するはずだ。
地獄の沙汰も金次第、ガス田の沙汰も外交次第、ハマスは邪魔者というわけである。
ハマスの奴らからガザ沖のガス田の話が出ていないが、もしかして襲撃前の5月にネタニヤフがガス田開発を承認したのを受けて襲撃事件を計画したのではないのか?
ハマスの成果は、うまくいかなくても人質とイスラエル住民1200人を殺したことが成果になるが。
うまくいけば、ガス田開発の利益に預かれることだが。テロ行為では、不可能なのだが、イスラム教の文化なのか、人質とって有利に事を進められると考えて襲撃事件を起こしたのだろう。
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2019年10月10日。
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