ウクライナ×ロシア=アメリカ+ドイツ ∴戦争経済論 | パパケベックの総合ブログ

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◆ウクライナ情勢4月18日


まず、ロシア軍の戦略に対するゼレンスキーの言明。ロシア軍はキエフから撤退、キエフに砲撃などをしている半面、撤退とはまるで異なるウクライナ東部・南部戦線。

ゼレンスキーが東部について次のように言明した。



 

 

 


『「東部の領土、手放さない」 一層の武器支援を―ウクライナ大統領』
2022年04月18日05時55分


「17日放送の米CNNテレビによるインタビューで、ロシア軍が制圧に向けて攻勢を準備している東部ドンバス地方について、「(戦争を終結させるために)領土は手放さない」と明言した。」


その言明からいえる意図は、
ロシアとの停戦交渉は絶対に成立しないことでもある。

したがって、プーチンの目的通り、「傀儡政権との集団的自衛権」をウクライナ東部の「安全確保」のために
傀儡政権の領土拡張ウクライナから傀儡政権への武力攻撃力がなくなるまで、戦争を継続することにある。


ゼレンスキーの言明については、アメリカCNNが記事を出している。


 

 

 


『ゼレンスキー氏、戦争終結のために「東部の領土譲り渡すつもりない」 CNN EXCLUSIVE』
2022.04.18 Mon posted at 14:32 JST


●ウクライナ東部戦線について


ゼレンスキー・・・「ロシアはドンバス地方を手に入れた場合、再びキーウ制圧を図る可能性もある」

当然だろうな。すでにマウリポリの残存ウクライナ軍は、風前の灯火。こんな時代でも大日本帝国軍のような集団自決ではないが、最後まで戦い抜くと決めている。



ゼレンスキー・・・「この戦いは戦争全体の行方に影響を及ぼし得る」


その言明で明らかなことは、ウクライナ軍に孤立しているマウリポリのウクライナ軍を手助けするような戦闘能力がないことを示している。しかもウクライナ東部がかなりの範囲でロシア軍の占領下になれば、「戦争全体の行方に影響を及ぼし得る」。


ウクライナ東部戦線がロシア軍の占領地拡大となれば、停戦交渉を含めて、
ウクライナ南部戦線の行方にもかかわってくることになる。


つまり、停戦交渉が現在の戦況ではすすめられないと言っているのである。何ともまあ、ひどい飛躍的なものの考え方だ。

ゼレンスキー・・・「ロシアから最後通告を受けるような状況下だけで交渉するのか。そうなれば対話が『いい』か『悪い』かの問題ではなく、我々に対する姿勢が問題となり、不可能となる」


ゼレンスキー政権のこれまでの姿勢を言えば、徹底抗戦の一言に尽きる。交戦するのはいいが、その戦法は、ロシア軍を陣地で迎え撃つ戦法。

そのため、ウクライナ軍の組織的な抵抗は、ロシア軍をウクライナ軍の陣地まで深く入らせ、迎撃するというものだ。

その戦法では、ウクライナ軍の無抵抗でロシア軍が住民のいるところを占領し、住民を置き去りにしたと同じで住民をロシア軍の足かせにするような戦法だ。その結果がブチャでの虐殺事件だ。


ゼレンスキーの考え方は、「私たちは悪くない」という「被害者感情」であって、迎撃地点までロシア軍をおびき寄せて迎撃するような戦法を誇らしげに言ってきたものだ。

例えば、ロシア軍の士気低下とか、みじめなロシア軍の様子などの報道がそれだ。



だが、ウクライナ東部を見れば、孤立したマウリポリのウクライナ軍を援軍を送って助けようともしない。


◆プーチンの戦争論ーーー経済的な理由を工夫して「集団的自衛権行使」の大義名分に


プーチンがなぜウクライナに侵攻したか?その問いにはゼレンスキーはまともな答えがないはずだ。


プーチンがウクライナに侵略を始めた理由は、ノルドストリーム2の稼働停止を実質的に2021年8月決定した代償をウクライナに支払わせるためである。

ノルドストリーム2の運用を巡って
アメリカがヨーロッパのガス市場拡大を狙っていた時、ノルドストリーム2は、どうしても邪魔になる。

そこでアメリカはウクライナとドイツにけしかけて2021年8月にウクライナのガス通過料金がなくなってしまうのを防ぐために、ノルドストリーム2を実質的に稼働停止した。

アメリカは、ドイツにロシアのガス通過料金の代わりにアメリカLNGの通過料金収入を示し、ドイツをアメリカLNGの受け入れ基地にしてドイツ以外の国にガス供給するようにすれば、ドイツに通過料金収入が生じることを交渉した。

その交渉にうまく乗っかったのがドイツのメルケルだ。

 


それからアメリカは、ウクライナがロシアのガス通過料金がノルドストリーム2の可動でゼロになる可能性を訴えている点を利用した。

アメリカの下心は、アメリカLNG市場をヨーロッパに拡大することが
ロシアガスに頼るヨーロッパ全体の安全保障の脅威になりえるとの思想を盾にドイツを抱き込んでウクライナの利益を盾にして、2021年8月にアメリカ・ドイツ・ウクライナの3か国が協議したのである。


 

 

 


『米独とウクライナのエネルギー相、パイプライン巡り協議』
2021年8月24日9:45 午前


その協議では、ウクライナのロシアのガス通過料金がノルドストリーム2の可動の場合と結び付けられて協議されている。



「ウクライナ、米国、およびドイツのエネルギー担当相は23日、ロシア産天然ガスをドイツに輸送するパイプライン「ノルドストリーム2」完成後のガス輸送通過国としてのウクライナの立場に関して協議した。」


ミンスク合意でウクライナ東部の傀儡勢力とウクライナ軍との砲撃などの小競り合いがより激しさを増したのも大体その時期だろうと考えられる。


つまり、ロシアがウクライナに戦争を仕掛けるように仕向けるなら、ウクライナ軍は少し派手に攻撃を仕掛けることも可能となる。なぜなら、反政府勢力に過ぎないからである。


しかも2021年8月の協議でおそらくドイツは、ロシアのガスに代わってアメリカのLNG輸入によるエネルギー源の変更を計画するはずだ。

プーチンは、それを黙って見過ごすわけではない。

 

 


ロシアにウクライナに対する戦争を仕掛けるように仕向けるにはどうしたらいいか?

ノルドストリーム2を実質稼働停止にすることである。


ノルドストリーム2の稼働停止は、正式には、2022年2月のロシアがウクライナ東部の傀儡政権を独立国として承認した途端決定したが、実質の稼働停止は2021年8月の時点だろう。


つまり、プーチンが先に動いたわけである。


ドイツがアメリカLNGに変更を開始するのは、もう少し先だったはずだ。

プーチンは、ドイツのエネルギー源の変更よりも先にウクライナ侵攻を開始したのである。

そのきっかけをウクライナ東部の傀儡政権を独立国として承認することでドイツを動かしたとみると面白い。


ノルドストリーム2の稼働停止をドイツが宣言すると早々とプーチンは、ウクライナに侵攻を開始した。


ロシア軍の最初のころは、電撃的な圧倒的な軍事力を思わせるものでゼレンスキー政権の転覆が目的だろうと思わせるほどだった。

ところが、プーチンは、戦争開始早々とウクライナの占領が目的ではないと宣言していた。


妙な違和感。



◆ドイツがエネルギー政策の転換を始める前にウクライナ侵攻にゴーサイン


ふたを開けてみれば、キエフから撤退、ウクライナ東部と南部をがっちりと占領したまま。

そしたら、マウリポリが実質的に陥落。さらにウクライナ東部戦線が拡大しつつある。


プーチンの舌戦は、肝心なことを言いつつ、苦し紛れのような言明をしゃべりつつ、ロシアの大義名分に沿った目的にしている。


ロシアの大義名分とは、ウクライナ東部の二つの傀儡政権との「集団的自衛権」の行使であり、その目的とするところの達成にある。


どんなことが大義名分か?



傀儡政権の安全保障のためにウクライナ軍の「非軍事化・非ナチ化」の達成とちゃっかりと傀儡政権の領土拡張というわけだ。


それがウクライナ南部にも適用されれば、ウクライナは実質、海に出るところをロシアに占領され、治外法権の領土になることを意味する。


それがプーチンによるウクライナに対するノルドストリーム2の稼働停止の代償だろう。


ウクライナのパイプラインは、ハンガリーに通じている。ハンガリーがウクライナ支援に消極的なところがパイプラインを閉鎖する危機感でもあるのだろう。間違っても、ロシアのガスよりも高額なアメリカLNGを購入する事態は何としても避けたいところがハンガリーでもある。


プーチンのやり方だと、ゼレンスキーがどこまでも徹底抗戦、停戦交渉では一歩も引かない姿勢が逆にプーチンには好都合でさえある。


なぜなら、ウクライナ東部の傀儡政権の領土拡張が実現可能になる月数が生まれるからだ。


そんなロシアを経済制裁で何とかロシアの戦闘能力を金銭的に封じ込めようと躍起になっているのがアメリカやウクライナだが、ドイツは今でもロシアのガス供給が重要なように、ゼレンスキーの恨み節は、ドイツにも向けられているわけである。


ドイツにとっては、何年もかけてロシアのガスをアメリカLNGにくら替えしようとしていたが、プーチンが先手必勝でウクライナに侵攻を開始したのである。



◆こそこそと裏で糸を引くアメリカ


アメリカと言えば、ロシアがウクライナに侵攻開始したのは歓迎しているだろう。それでロシアのガス市場が確実に減少した分をアメリカLNGが占有できる。しかも、ロシアの世界貿易に占める割合を減少させる分、アメリカの世界貿易の占有率は、ほぼ確実にあげられるはずだ。


もっとも、OPECなどの石油産出国は、アメリカには冷めた考えがある。


石油価格の上昇を備蓄石油の放出で少しでも解消しようとすることは、その備蓄減少分の再確保のための石油需要が生じる。

産油国は、こんな時にはぼろもうけしたいものだ。ロシアも産油国である。アメリカもそうだが、ロシアの産油国としての世界貿易に占める割合は、アメリカには邪魔なものでしかない。

まともな価格競争をやれば、ロシアに勝てないからだ。


こうして、ウクライナを中心にして石油市場などの世界貿易までつながっていることがわかる。



経済上のきわめて大損に関しては、戦争の引き金を引くには十分であることを言っているのである。


そうそう、湾岸戦争、イラク戦争も根底に経済があったのだが、プーチンの大義名分と同じで大量破壊兵器?そんなものどこに?


「なーに、気にすることはない、アメリカイズナンバーワンだ」と息子のブッシュが言ったように、プーチンもそのつもりでやりたいところがあるようだが、ロシア経済力では、物足りないのだが・・・・


大量破壊兵器はどこに行ったのだろうと疑問視する意味さえなくしてしまうほどうまくリップサービスするものだ。



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