≪ウクライナ・ロシア停戦交渉≫
3月31日追加
停戦交渉何もなし。ゼレンスキーが言明。
『ロシアとの和平交渉継続、「現時点では言葉のみ」=ウクライナ大統領』
そんなものだろう。
ウクライナにとっては、国民のために交渉しないことはしない。ロシアは、交渉は建前自体で政治パフォーマンスに過ぎない。そういうわけでウクライナ戦線異状なしのまま。
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ここにきてウクライナとロシアの本格的な交渉が始まったとマスコミが報道している。
交渉目的は、ウクライナ側は停戦のための交渉であり、ロシア側は、今一つ明瞭さに欠けている。両国の交渉に臨む姿勢だけでも、停戦合意などないだろうと考えられる。
交渉は、仲介国のトルコで行われている。トルコは、ロシアの天然ガスのパイプラインが二つも通過している国だからロシアとの経済的な結びつきが強い。
同じように、ドイツもノルドストリーム1が通過しているため経済的には結びつきがあるが、ノルドストリーム2の稼働承認停止でロシアと一定の距離を保てる状況だ。
◆ウクライナ東部の傀儡政権に譲歩?
交渉前にゼレンスキーが妙なリップサービスをした。
『ウクライナ、中立化と東部巡る譲歩の用意=ゼレンスキー大統領』
2022年3月28日7:42 午前
ゼレンスキー・・・「ウクライナの中立化と東部ドンバス地方を巡る譲歩を協議する用意がある」
「和平合意は第三者が保証し、国民投票にかける必要があるとの考えも示した。」
ゼレンスキーの目的は、とにかく停戦。つまり、交戦を停戦し、ウクライナ東部・ウクライナ南部・キエフ周辺の占領地をそのままにしてでも、とにかく停戦が目的だと考えていいだろう。
そんな停戦は、ミンスク合意のようなものだ。
占領された領土の傀儡政権を敵としてミンスク合意で停戦してきた。それは破られてしまった。
◆ゼレンスキーの停戦合意はミンスク合意のような停戦?
ゼレンスキーの考え方だと、停戦は、ロシア軍の撤退を含まない。したがって、2022年3月末時点のロシア軍の掌握地域と占領地は、そのままロシア軍が居座ることになる。
そのうえで停戦。
その停戦は、ゼレンスキーの言明に従うと「国民投票」のためでもある。
つまり、ロシアに譲歩することを交渉の場で譲歩しても、その譲歩は、国民投票で最終的に決めると言っているのだ。
そうなると交渉の場でロシアに譲歩を言明しても、その譲歩が本当に譲歩なのかは、国民投票で決まることになるから、交渉の合意自体が意味をなさないことになる。
ゼレンスキーの考え方だと、「いいよ、分かったよ、ドンバス認めるよ、ただし、国民投票でそれを決めるから、そのためにとにかく停戦してくれ」と言っているようなものだ。
それでは最初から停戦だけの交渉になる。譲歩という言葉は、交渉の場では意味が与えられないことになる。
◆イスタンブールでの停戦交渉開始
ついに、2022年3月29日、ウクライナとロシアがトルコで直接交渉開始。
『ウクライナとロシア、トルコで交渉開始 「握手なし」』
2022年3月29日5:09 午後
3月30日、日本でも交渉の行方について情報が飛び出てきた。
『トルコ外相、停戦交渉「重要な進展」 難題解決へ首脳会談模索―ウクライナ提案、ロシア検討へ』
2022年03月30日07時17分
「ウクライナ代表団は今回の協議で、欧米諸国やトルコなどが北大西洋条約機構(NATO)のように集団防衛義務を負う形でウクライナの安全を保証する「新しい仕組み」の必要性を強調した。」
それはウクライナの安全保障体制。
「クリミア半島の帰属に関し、2国間の対話を通じて15年以内に解決することを呼び掛ける」
根本的な解決を先送りしているところにゼレンスキーのリップサービスが国民投票を必要とする条件を付けていることとつながっている。
対するロシアは、
「ロシア側は29日、国防省が首都キエフなどウクライナ北部での作戦を大幅に縮小すると発表。代表団のメンバーは「交渉進展のため、作戦縮小を決定した」と主張」
何か変だろう。
停戦のための作戦変更を口にしたのだ。停戦のためなのか?
ロシアの発言に対してアメリカの兵隊関係者がリップサービスしている。
『ロシアが軍事作戦縮小を主張、米当局者「だまされてはならない」』
2022.03.30 Wed posted at 07:13 JST
「ロシアによる一段の侵略に備えるべきだとの認識を示した」
当局者は続けるーーーー
「キエフ近郊でのロシア軍の動きはいずれも撤退ではなく再配置だと見ている。世界はウクライナの他地域への大規模攻勢に備えるべきだ」
「キエフへの脅威が終わったという意味でもない。ロシアはキエフ攻略の目標や、ウクライナ全土を支配下に置く目標に失敗したが、依然としてキエフを含むウクライナ国内で大規模な残虐行為に及ぶ可能性がある」
西側がロシアによる化学兵器の使用を宣伝しているあたり、そうした発言内容になるのは当然だろう。
◆ロシア軍の軍事作戦の変更を提示
要は、ロシア軍の作戦の変更でしかない。一見しただけでは、停戦のための作戦変更にとれる。
本当に停戦のためか?しかもゼレンスキーの発言内容からして「譲歩」は、国民投票の評決を前提するのだ。
それがわかっているロシア側の作戦変更の言い分は、腹の底にウクライナになぜ侵攻したのかその大元となる目的が隠されているのだ。
◆何のためにウクライナに侵攻したのだ?
そのウクライナ侵攻の大元となる目的を次の時系列が示している。
2021年8月23日 アメリカ・ドイツ・ウクライナのエネルギー大臣協議(ノルドストリーム2の承認がウクライナの利益を侵害することを確認ーーーノルド2の可動はほぼなくなったようなもの)
2021年9月ーーーノルドストリーム2完成
2022年2月22日 プーチン、ウクライナ東部の二つの傀儡政権を独立国として承認
2022年2月22日 ドイツはただちに、ノルドストリーム2の稼働停止宣言(承認停止)
2022年2月24日 プーチン、ウクライナ侵略開始(相手の出方を読んでのこと)
2022年3月25日 ロシア国防省、キエフから後退、ウクライナ東部の完全解放を言明
ロシアのガスのヨーロッパ向け市場がノルドストリーム2の稼働停止によって完全に経済的な損失になって、その代償をウクライナに支払わせることだ。
その支払い手段は、ロシアに攻撃された街、避難民、民間人の死傷者だ。
ウクライナにロシアの経済的な損失の代償を支払わせ、今度は、別の目的達成のために停戦交渉が具体性を帯びてきている。
◆プーチンのウクライナ侵攻の目的を定かにできない西側諸国
プーチンはなぜウクライナに侵攻したか、それをウクライナに傀儡政権を作るためと結論したのは、大きな間違いだった。ウクライナの占領を目的にしていないとプーチンはすでに言明していた。
ロシアの日本語版大本営、スプートニクの記事(このサイトはアクセス不能になったり復活したりを繰り返している)
『ウクライナ軍人の多くが武器を捨て、陣地を放棄=ロシア国防省』
2022年2月24日, 17:31
プーチンーーー「ロシア政府の計画にはウクライナの領土の占領は含まれていない」
それが本心だったのは、進行から1か月たってもウクライナの占領に必要な兵力数などを考えるとウクライナの占領が目的だとは言いにくいものがある。
そのうえでプーチンの目的を考えなければならないが、西側諸国は、なにかこう、面白おかしく、汚点探しなどをしつつ、憶測が飛び交っている。
以下の記事を見てもわかるだろう。
2022年3月29日2:08 午後
『アングル:バイデン氏「権力の座」発言、米の対ロ長期戦略の欠如露呈』
バイデンの発言は、「・・・・・予測不能性が高まるばかりのプーチン氏を何とか制御しようとしている西側の努力に水を差す形になっている。」
西側諸国は、プーチンの要求を憶測しているだけで歴然としていない、ということを示している。
プーチンがウクライナに侵攻した目的は、多目的であり、その都度目的のどれかを選択してその目的を達成しようとしている。
現在停戦交渉中にもかかわらず、ウクライナ東部や南部のロシア軍の占領地についてロシア軍の撤退を条件提示していないことを考えると、プーチンの侵攻目的から言えば、目的の一つも達成できない停戦合意などあり得ないことを意味する。
すでに、侵攻によってウクライナに多大の代償を支払わせてきた。まだ戦争を継続するのは、他に目的があるからだ。
ほかの大きな目的には、ガスパイプラインの損失に対してその代償を支払わせた後、ガスパイプラインの損失補てんのような目的だろう。
◆背景
ロシアがウクライナに侵攻開始したのも、経済的な利害対立が背景にあった。
そこにアメリカが目をつけてすでに2021年当時にノルドストリーム2の稼働を亡き者にしたのである。
その天然ガスについてのアメリカの暗躍は、2021年8月に以下の記事になった。
『米独とウクライナのエネルギー相、パイプライン巡り協議』
2021年8月24日9:45 午前
「同パイプラインは、エネルギー供給における欧州のロシアへの依存度を高めるとの懸念も一部の国から出ている。」
「ウクライナのハルシチェンコ・エネルギー相は、ウクライナのエネルギー輸送通過国という立場を継続するという観点から3カ国がともにできる事を協議したと明らかにした。」
ウクライナのハルシチェンコ・エネルギー相・・・「われわれは、ロシアがガスを武器として使用することを容認しないとのウクライナ大統領の宣言を踏まえて進めた」
◆ノルドストリーム2の稼働をあきらめた先にあるものとは
2021年8月23日にプーチンはすでにノルドストリーム2の稼働はないとの判断で対ウクライナ侵攻を考え始めたのではないのか?そのうえで考えれば、ノルドストリーム2にかかわる損害をウクライナに代償を支払わせることになりえる。
なぜなら、アメリカのLNGがヨーロッパのガス市場を占有する分だけロシアの経済的な損失になるからである。
早い話が、ロシアのウクライナ侵攻の背後にアメリカのヨーロッパにおけるガス市場の確保があったことである。
その市場拡大のためには、ノルドストリーム2は、邪魔なのだ。
アメリカにとってウクライナ侵攻は願ったりかなったりだ。ノルドストリーム2は、絶望的になるからだ。
プーチンは、その損失の代償をウクライナ以外の国にも支払わせようとしている。
その発端が、ガス料金をルーブルで支払え、のプーチンの言明だ。
『プーチン氏、天然ガス支払い「ルーブルで」 非友好国対象』
2022年3月23日11:18 午後
「ロシアのプーチン大統領は23日、「非友好国」に対し、天然ガスの支払いをルーブル建てで行うよう要求した。」
それに対するG7の反応
『G7、天然ガスのルーブル決済要求拒否 ロシア「無料で供給せず」』
2022年3月28日11:28 午後
「主要7カ国(G7)のエネルギー相は28日、ロシアのプーチン大統領が要求した天然ガスのルーブル決済を拒否することで一致した。」
その反応に対するロシアの反応
『‘Not engaged in charity’: Russia won’t supply gas to Europe for free, cautions Kremlin』
グーグル翻訳ーーー『「慈善事業に従事していない」:ロシアはヨーロッパに無料でガスを供給しない、とクレムリンは警告する』
28 Mar, 19:27
https://tass.com/politics/1428229
どう考えるか?つまり、今度のウクライナとロシアの対面交渉を。
交渉は、いよいよ本格的にプーチンが動き出したから、オンライン形式では足りなくなったということだ。しかもロシアによるガス供給の停止日が近々だろうから西側諸国は、ウクライナを窓口にしたロシアとの交渉に期待を寄せなければならないことだ。
ウクライナ以外の西側諸国は、停戦合意がロシアによるガス供給のストップをストップできればいいのだ。
ロシアのガス供給停止は、停戦なしにはあり得ないからだ。
停戦は、ロシアがノルドストリーム2で失うだろう将来的な経済的な損失まで穴埋めできるような停戦の合意内容でなければならない。
その点、ロシアのヨーロッパに占めるガス市場の縮小しか頭にないアメリカなどは、交渉を冷やかに見物できるのである。
交渉の行方次第で、ロシアのガス市場が将来的に約束されるようなことになってはならないのだ。
以前、ロシアはウクライナとのガス戦争でガスを停止した時、とばっちりを受けた国が多かった。しかし今回は、トルコストリームがあるため、ノルドストリーム1とウクライナストリームを停止しても、ロシアのガス消費国は、供給量ゼロにはならないようになっている。
つまり、ロシアは、ルーブルで支払わないならガスを止めるつもりでいるということだ。それは想定範囲内ということになる。
『ロシア・ウクライナガス紛争』
「2006年、2008-2009年、2014年に「紛争」は発生した 」
「特に、ソ連崩壊後の1990年代初頭は料金不払い・無断抜き取りが多発していたため、幾度にもわたるガス供給停止が発生している。」
ウィキペディアのページには、ガス供給停止でとばっちりを受けた国が示されている。
◆アメリカの地獄の沙汰も金次第は、アメリカLNGのヨーロッパ市場での拡大で計算される
地獄の沙汰も金次第、ロシアが停戦に応じる材料も金次第というわけだ。それは背後にいるアメリカも同様だ。
ポーランドで偉ぶった演説ぶっこいたバイデンのジジイ、お前の企みなら停戦交渉も冷ややかに見物できるだろう?悲惨なウクライナ国民を見ながら。
間違っても、ノルドストリーム2を稼働するから停戦だけしてくれと言っても、もう遅いだろう。それにそれはアメリカが受け入れないはずだ。
というわけでウクライナ戦線、今後も異状なし、ということで戦争継続である。
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