■新しい接着剤の登場ーーー
原理と思われるものは、
「「磁気硬化」とは、既製のエポキシ樹脂にマンガン、亜鉛、鉄を配合した独自の磁性ナノ粒子を混ぜ合わせ、この「磁気硬化性樹脂」を小型の電磁気装置で生成した磁界に通し、磁性ナノ粒子を発熱させ、短時間で硬化させるという手法だ。」
だそうだ。
ニューズウィーク
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/12/post-95289.php
「小型の電磁気装置で生成した磁界に通し、磁性ナノ粒子を発熱させ、短時間で硬化させる」
記事に、小型の電磁気装置、という写真はないが、以下の動画に様子がある。
https://youtu.be/ai5ivb-obR0
だいたいまとめて言えば、接着剤に「マンガン、亜鉛、鉄を配合した独自の磁性ナノ粒子を混ぜ合わせ」て、それに磁界を作用させると硬化する、というものらしい。
利点は、硬化時間を短縮することと硬化にかかる熱エネルギーを少なくできるらしい。
「200ワットの電磁気装置を用いて「磁気硬化性樹脂」1グラムをたった5分で硬化できる。硬化過程に要するエネルギーは、従来の熱硬化性樹脂のわずか120分の1にあたる16.6ワット時だ。」
従来は、「2000ワットの高温炉で1時間かかる」。
磁界で金属粒子をどうにかして接着剤自体の熱を上げるということだろう。熱が加われば、硬化も早くなる、ということで。
接着する時に磁界を作り出す必要があるから市販品にはならないみたいだ。磁界を作り出す装置でも市販するとか？
接着テープに磁石を入れているものとは異なり、接着剤として使うもの。製造ラインで使う技術らしい。
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