『人類の問題』輪読会⑤

 

神尾学先生による

『人類の問題』の無料輪読会に参加しています。

 

 

 

前回までのテーマ「教育」に次いで

今回は「労使と雇用」がテーマです。

 

 

 

 

第三章 労使と雇用の問題

 

冒頭に「新しいエネルギー源」の可能性に触れてある。

それによって二つの問題が発生すると。

 

ひとつは、現存エネルギー源での利益を拠り所にしている人が

新しい富の源も独占しようと戦いが起こること

もうひとつは新しいエネルギー源のもとでは労働の形が変わり

余暇とその建設的な活用の問題である。

 

人類の将来の安全は次の二つに依存している。

1、すべての国の人々に正しい人間関係を

しっかりと計画的に教育し、善意の精神を育成すること

2、人類の統一性の事実とすべての人々のための

世界資源の利用法を将来の子供たちに教育すること。

 

教育・・・そうなのだ。。。

 

間違った前提のもとでの教育を

「正しいもの」と受けてきた結果が現在か。。

 

現代の物質主義的な困難の核心には実際何があるのか。

 

この疑問の答えは、「金銭への愛着があらゆる悪の根源である」

という有名な言葉に見ることができる。

これは私たちを人類の根本的な弱点ー欲望という特質ーに

立ち戻らせる。金銭はこの結果であり象徴である。(p86)

 

新しいエネルギー資源は人類全体のものである。

その制御に対する責任は善意の人々の手に委ねられなければならない。

 

 

ヒューマニティー

人類、人間性、人間愛

 

この唯一ひいでた概念だけが今日、

迫りくる死に至る経済衝突から世界を救い出し

過去の物質主義的な制度の復興を防ぎ、

古いアイディアと概念の再浮上を阻み、

財閥の巧妙な支配と大衆の暴力的な

不満を終わらせることができるのである。

(p90)

 

 

神の王国は地上に出現できる。(p90)

 

すべての人々が一なる父の子供たちであり、

すべての人々が兄弟であるという

ー 当然かつ霊的な ー 事実しか重要ではない。

私たちが扱っている問題の解決策はここにある。(p90)

 

だから!!!

 

1、すべての国の人々に正しい人間関係を

しっかりと計画的に教育し、善意の精神を育成すること

 

2、人類の統一性の事実とすべての人々のための

世界資源の利用法を将来の子供たちに教育すること。

 

そうなのか!!!

 

 

 

 

 

 

私たちはいま、    

人類が一つになる時代を

      迎えている

 

敵意と反感、憎悪と人種差別を

捨て、一つの家族、一つの生命

一つの人類の視点から考えるよ

う求める。         

 

    ジュワル・クール大師

 

 

 

7月からは『国家の運命』の輪読会が始まります。

 

 

 

神尾先生の考察もお聞きしながら

読み進めることができる輪読会。

 

いま、この大きな転換期に

どのような姿勢で生きるかの指針になるような

情報が伝えられています。

 

わたしの稚拙な理解では、書かれていることのほんの上澄みしか受け取りきれていないことを十分承知しますが、再読しながら心に留めておきたいことを綴っていきます。