『人類の問題』輪読会②

 

 

神尾学先生による輪読会に参加しての

自分的レポートです。

 

現時点での、わたしの理解での解釈です。

うーーーん、と唸りながらも高みを目指しています。

やがては光が見えるでしょうか!

 

読んでくださる方には、それも含め見ていただけると

ありがたいです。

 

 

 

第1章 諸国家の心理的回復 22p~

戦争行為と戦争参加によって引き起こされたことから回復するために

必要なことが伝えられ、それら諸条件とさらに何にもまして、

善意の人々の組織化によって容易に解決できる、と伝えられている。

 

人間の科学的業績(人間の知性の発達の結果)のお陰で、

遥かに広い視野をもって考え、人類をより正しい展望をもって

心理的統合、知的生活、霊的成長、神聖な啓示のような問題であると

あらゆる国々にとって大きなまたとない機会であると

見ることができるようになった。

 

所有欲と競争の原理が

協力と分かち合いの原理に取って代わるために

新しいヴィジョンを持つ人々が

迅速に知恵をもって行動しないといけない!

 

ここからは、

フランス・ドイツ・イギリス・ロシア・ポーランド・アメリカ合衆国

の課題が語られている。

 

そこで、神尾先生からこれらの国の

魂の光線・パーソナリティの光線が紹介されました。

    

               魂の光線  パーソナリティの光線

  フランス      5      3

  ドイツ       4      1

  イギリス      2      1

  ロシア       7      6

  ポーランド     6      6

  アメリカ合衆国   2      6

 

光線とは、大元から注がれるエネルギーが

主要3光線に分かれ、さらにそこから4つに分かれ

大元の一つが7つの特徴を持って、

その影響を顕現するエネルギーになっている、というもの。

 

ザクっとは

奇数がマインド(知的)タイプ

偶数がハートタイプ


     

フランス

 

フランスの優れた知性が

霊的な事柄に関する研究に向けられて

その明晰な知覚と考えを簡潔で明瞭な言葉で伝える能力が

多くの人々に永遠なる真理を深く悟らせるために活用されるであろう。

 

人間の魂に関する啓示をもたらす媒介になるであろう。(p23)

 

 

ドイツ

 

何かに強く扇動されると、つい靡いてしまうような特性が

ドイツ国民の主な欠点だと書かれている。

 

極端な受動性と、どのような疑問や反抗もなく深い劣等感をもって

独裁とプロパガンダを受け入れてしまう傾向である。(p24)

 

でも、この受動性は自分自身で考えて行動し

自分自身の考えを善意の精神をもって大いに重んじるように

と導かれることで容易に変わることができる。

 

グループ意識

 ー 全体のために他の善意の人々と協力する自由な個人の意識 ー

へと変性されなければならない。(p25)

 

 

 

イギリス

 

手取り足取り面倒見の良い父親が、成長した子に対して

独立を見送るかのタイミングが大事だ、

みたいなことが書いてあった。

 

年長者が引退などの去り際に

その方の正義と善意に基づいた考えを

『あとは、託す。』

みたいに席を譲られる場面には

その方に対する信頼と尊敬を感じる。

 

ウェールズ議会のモットーは「私は奉仕する」である

なんだって。

 

 

ロシア

 

霊的成長を遂げた大人のような幼い人、って

普通の大人から見たら脅威。

 

「子どもらしくない」と定義づけられて

しんどい子ども時代を過ごす子どもさんって

きっといるだろう。

 

ロシアを説明する本文を読んでイメージしたのは

そんな『苦悩する霊性の高い子ども』の姿。

 

ロシアは生得的に新しい世界意識の代表であり、

ロシアを通して、新しい惑星表現が実験と経験の苦しみの中で

徐々に作り出されるであろう。

残虐行為や個人の自由意志の侵害を行うことなく、

ロシアが発達させつつあるがまだ表現されていない理想の

恩恵に完全に自信を持てるようになった上で、

(東洋と西洋の統合である)この偉大な国は統治できるように

ならなければならない。(p29)

 

 

ポーランド

 

この項目に関して、わたしは

文章を読んでもほぼ理解できない。

 

あまりにも世界のこと、歴史のことに

意識を向けずに生きてきたな。

 

 

アメリカ合衆国

 

ネイティブ・アメリカンを除けば、土着の人々はいない。

アメリカ合衆国は様々な民族がいて、

もうすでに

人種を超えて国境を超えて世界は一つである

ことを、身に着けている。

 

人間の霊は一つの霊であり、諸国家は各々、その霊を

自分自身の内だけでなく、他の国々の内にも

認めることができなければならないということである。(p35)

 

 

すべての国々の課題

1 自国の心理的な国内問題の解決。

国家的なプライドを沈静化し、

国民の生活に統一とリズミカルな美しさを確立する処置を講じる

 

2 正しい関係の精神の育成。

世界が一つであり、自らがその一部であることを

認めることによって達成される。

そのためには、個々の国それぞれの貢献によって

世界全体を豊かにできるような処置を講じることが

後に必要になってくる。(p36)

 

 

人類の霊的な導き手はこの進歩の処方箋を示すことができる。

しかし、彼らはその実施を請け合うことはできない。

なぜなら、人類には自分自身の問題を決定する自由があるからである。(p37)

 

示されたことを

やるかやらないかの選択は、人類に委ねられている。

 

戦争を経験する前に戻ることに力を注ぎ

物質の欲求に従いまた取り合いっこを始める

敵対した者に憎悪を募らせ口汚く批判することを続ける

少数の強国やほんの一握りの権力者と経済人がそれらを独占するのを許す

 

それとも

 

全体の利益のため、全人類の観点から世界を見ようとする

地球の産物がすべての人々のものであることを知り、

自然の摂理通りに自由に分配し、それらを喜んで分かち合う

 

 

正しい人間関係の堅固な確立はすでに

神の目的の決定事項であり、

その最終的な出現を阻むことができるものは存在しない。

しかしながら、その出現を正しい無私の活動によって

早めることはできるのである。(p38)

 

 

 

私たちはいま、    

 

人類が一つになる時代を

 

      迎えている

 

敵意と反感、憎悪と人種差別を

捨て、一つの家族、一つの生命

一つの人類の視点から考えるよ

う求める。         

 

    ジュワル・クール大師

 

 

神尾先生の考察もお聞きしながら

読み進めることができる輪読会。

 

いま、この大きな転換期に

どのような姿勢で生きるかの指針になるような

情報が伝えられています。

 

わたしの稚拙な理解では、書かれていることのほんの上澄みしか受け取りきれていないことを十分承知しますが、再読しながら心に留めておきたいことを綴っていきます。
 


https://aquarius-g.com/2022/02/06/20224-6zoom-reading/